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2012年04月28日

天龍が劇画になった!

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 4月28日に発売になったブブカ6月号(コアマガジン刊)からミスタープロレス天龍源一郎馬力列伝『酒羅の如く』なる劇画がスタートした。

 これは酒にまつわるエピソードを通してプロレスラー・天龍源一郎、人間・嶋田源一郎の生き様を劇画化するというもの。

 何と週刊ゴング記者として私も実名で登場しているが…ウーン、当時は髭もなければ、眼鏡もかけていなかったし、もっと髪の毛があったはずだけどなあ(苦笑)。

 まあ、私の絵はおいといて“イイ話”が毎月、劇画化されるはずなので楽しみだ。

投稿者 maikai : 17:41 | コメント (1)

2012年04月27日

WNCプレ旗揚げ戦

『SMASH.FINAL』から43日。昨日、TAJIRIの新たなステージとなるレスリング・ニュー・クラシック(WNC)が新宿FACEでプレ旗揚げ戦を開催した。試合を観て感じたことを書き連ねたいと思う。

 まずは土肥孝司、黒潮二郎、ジョシュ・オブライエン…SMASHの末期にデビューした3人の新人は、実に良くなっていた。大原とシングルで対戦した外道の圧倒的な存在感と巧さには改めて感服だ。

 そしてセミの女子タッグマッチ。ハードな当たりにほとんど心が折れてしまった真琴に華名が駄目出ししたところ、何と真琴が「華名さんはズルイです。オイシイところだけ持っていって…」「大嫌いです」「正直、イタイ人だなと思ってました」などとナマの感情を爆発させるハプニング勃発。激怒した華名はさらに真琴をボコボコに。ここで割って入ったのはWNC所属選手ではないフリーの美央だ。華名をなだめ、真琴にも噛み砕いて反省を促し…意外な場面で器量の大きさを見せてくれた。上昇中の美央人気がさらにアップするのは間違いなしか!? それはさておき…男子は何があっても、ギリギリの線でプロレスの範疇を越えないが、女子の場合は感情が勝ってしまう場合があったりする。観る者にとってはそこが無責任に面白いとも言える。ただし、リングで起こったことはリングで落とし前をつけるのがプロというもの。その意味では今後の華名と真琴の絡みは楽しみだ。また、こうしたやりとりを冷ややかな目で見ていた朱里も気になる。バックステージで「SMASHでは本来の姿を出せなかった」とコメントした朱里の“本来の姿”にも注目したい。

 メインのTAJIRIvsAKIRAは詰将棋のような好勝負。TAJIRIがムササビ・プレスを封じるべく執拗な腹部の攻撃に出れば、AKIRAは足狙いの攻撃という展開に。そのなかでTAJIRIはフルネルソンからクルスフィックスというバリエーションを見せたり、今はあまり使い手がいないマイティ井上流のコークスクリューシザースを繰り出したりと、クラシックな技を披露。腹部攻めのボディシザースは、普通とは逆の入り方で「ジョー・ステッカーのボディシザースはこんな形だったのかな?」と、こちらの想像力を膨らませてくれるものだった。

 TAJIRIがムササビを両膝を立てて剣山状態で迎撃し、そのままフォールに入った時には大歓声。それは、それまでの腹部攻撃に説得力があったからだ。しかし、AKIRAが最後の最後に勝負をかけたムササビには両膝を立てることができなかった。AKIRAの足攻撃のダメージが大きかったのである。TAJIRIの腹部攻撃よりもAKIRAの足攻撃が勝り、その結果、AKIRAがデーブ・フィンレーとの対戦の権利をモノにした。深い試合だった。

 WNCはSMASHで中断してしまった理想を実現する場。どう進化していくのか、興味は尽きない。

投稿者 maikai : 11:09 | コメント (1)

2012年04月18日

馳先生が諏訪魔に“最低”のススメ!

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 昨日は5月15日の23~24時に放映されるサムライTVの対談番組『Versus』の収録。ゲストは『2012チャンピオン・カーニバル』を目前にした諏訪魔と衆議院議員でPWF会長を務める馳浩。諏訪魔にとって馳は全日本プロレスにスカウトしてくれた恩人。04年10月11日の後楽園ホールでの諏訪魔のデビュー戦の相手になってくれたのも馳だった。昨年10月に秋山準に三冠王座を奪われて以来、結果を出せないでいる諏訪魔の希望で師弟対談となった。

 私は進行役ということだったが、馳センセーは「打ち合せなんかいらないよ。さっさと本番やろう」と控室に入らずスタジオに直行する先制の奇襲攻撃。そこから先は馳センセー主導の試合と同じだ。とにかく馳センセーは饒舌。諏訪魔が最強タッグ、アジア・タッグ挑戦で結果が出なかったことについては、タッグでの試合の仕方、コーナーで待機している時の立ち居振る舞いまで細かく衝いた。ジャイアント馬場、安達勝治、アントニオ猪木から教わった技術論、サイコロジーの話はGスピリッツ読者好み! 諏訪魔も「やっぱり馳さんは深いわ!」と対談収録後に感心していたものだ。

 その他、「奥さんとの馴れ初めは?」などとプライベートなところも突っ込まれた諏訪魔は防戦一方。すると馳は「駄目だな、お前は。こうして言葉でプロレスしてるんだからさ、“何で馳さんは1回離婚したんですか?”とかって切り返してこなくちゃ」と駄目出し。まさに馳マジック全開の2時間(放映は1時間…どう編集するのか!?)になった。

「ツイッターのようにモノを考えず、相手が何を考えているか配慮しないで言葉を発信するような携帯プロレスになっちゃ駄目」などの深い言葉も。そして「あなた最低ね!って言われるようにならなきゃ!」。果たしてその意味は…。実際に番組を観てください。

投稿者 maikai : 15:43 | コメント (3)

2012年04月16日

大江慎さんとDR

 昨日はサムライTV『速報!バトル☆メン』出演。大江慎さんMCの日に初めてお邪魔した。大江さんとは会場では顔を合わせるものの、番組でご一緒したのは何年か前の『S-ARENA』忘年会以来か。あの時は鈴木みのる、髙山善廣がいて、番組収録後も大江さんが世界一性格の悪い男と帝王に突っ込まれていたのを思い出す。でも純粋な共演は昨日が初めてで、新鮮でした。大江さん、また機会があったらよろしくお願いします!

 さて、その前は北沢タウンホールのダイヤモンド・リング(以下、DR)興行へ。北沢タウンホールは本当に久しぶり。最後に行ったのはDDTか、LLPWだったような気がする。LLPWでは6人タッグ王座決定戦やライオネス飛鳥が平成GUREN隊に電撃加入したのが北沢タウンホールだったと記憶している。いずれにせよ、10年以上ぶりだったと思う。

 さてDRだが、所属選手以外の参加メンバーはみちのくプロレスからフジタ“Jr.”ハヤト、レスリング・ニュー・クラシックから大原はじめ、黒潮二郎、ドラゴンゲートからジミー・ススム、新井健一郎、K-ness.、東京愚連隊のNOSAWA論外、アキバプロレスの菊タロー、フリーの井上雅央、志賀賢太郎、村上和成、CHANGO。バラエティーに富んだ布陣になっていて、ノアに上がっている時とは違うDRのオリジナルな空気を感じた。

 スタジオに向かうため8時には会場を出なければならず、メインの中嶋勝彦vsハヤトのGHCジュニア戦が見られなかったのは残念。タイトルマッチということもあっただろうが、そうではなくても勝彦に安心してメインを任せられるのがDRの現在。ノアでの勝彦を見ていて思うことは…試合も言動も、勝彦は立派な若きエースに成長している。成長してきた勝彦と、相変わらずゴツイ体で踏ん張る頑固親父の健介。この2人の父子ストーリーもそろそろ新章を迎えそうだ。

投稿者 maikai : 10:52 | コメント (1)

2012年04月14日

1981年のゴング

 4月22日の日曜日、ドクトル・ルチャこと清水勉氏が新宿のNaked Loft(ネイキッドロフト)で定期的に開催しているトークショー『ドクトル・ルチャのビバ・ラ・ルチャ! vol.10』に招かれることになった。ルチャは私にとっては専門外になってしまうが、今回のテーマは『我らが青春の1981』で、今から31年前の81年当時のプロレスを再検証するという。このテーマだったら、私でもOKだ。

 81年と言えば、初代タイガーマスクの衝撃デビュー、新日本と全日本の外国人引き抜き戦争勃発、国際プロレス崩壊…などがあった年。そして清水氏と私のことを書かせてもらえば、清水氏が一般企業を辞めて日本スポーツ出版社に入社した年であり、私はゴングのスタッフだったものの、大学1~2年生の時期で立場的にはアルバイトだった。夏休みにゴングのバイト代で貯めた80万円を元手に3週間のアメリカン・プロレスの旅に出たのも懐かしい思い出だ。また、引き抜き戦争では「ゴングがハンセンを引き抜いた」との噂が出て、新間寿営業本部長と坂口征二副社長に新日本の事務所で詰問されるという苦い思い出も…。そのあたりの話もトークショーで披露したいと思う。

 当時のゴングは月刊誌時代で、1ヵ月に本誌と別冊の2冊を作っていた。情報を追うのは当然として、それよりも「いかに読者にプロレスを楽しんでもらうか」に重点を置いて企画物に力を入れていた。師匠・竹内宏介氏の発想力は本当に凄かった。そこで勉強させていただいたことは今も生きている。「ゴング・イズムは月刊時代にある」と思っているのは清水氏…他人行儀なので氏はやめて…清水さんも同じはず。清水さんも私も、竹内学校の卒業生ということがバックボーンになっている。また、当時は週刊誌ではないから時間的に余裕があったので、編集スタッフ全員でよく遊んだ。和やかないい時代だった。編集部内のエピソードも交えながら、当時の時代の空気も伝えられたらと思うので、ぜひ会場に足を運んでください。詳しいインフォメーションは以下の通りです。

『ドクトル・ルチャのビバ・ラ・ルチャ! vol.10』
4月22日(日)Naked Loft(ネイキッドロフト)
東京都新宿区百人町1-5-1 百人町ビル1階(西武新宿駅北口1分/ JR新宿東口10分)
開場12:30/ 開始13:00~終了16:00(予定)
【出演】“ドクトル・ルチャ”清水勉/【進行】セラチェン春山 他
【ゲスト】小佐野景浩(元・週刊ゴング三代目編集長)
【料金】前売1500円/当日2000円(飲食代別)
※前売は会場電話予約 or Gスピリッツ公式サイトにて受付中!!
【会場/予約】ネイキッドロフト03―3205―1556/Gスピリッツ公式サイト
http://bemss.jp/g-spirits/

投稿者 maikai : 10:40 | コメント (3)

2012年04月13日

ドラゴンゲートの新風景

 昨日は後楽園ホールのドラゴンゲート。試合がある日に限って他の仕事が入ったりして、実は今年初めてのドラゲー取材。ユニット再編成によって久々のドラゲー・マットは大きく様変わりしていた。大げさに表現するならば…悪態をついていた土井ちゃんが昔のように吉野と漫才のような掛け合いをやっているのを見たり、CIMAのお笑いも交えたお得意のマイクを聞いただけでも隔世の感ありだ。

 2011年はブラッド・ウォリアーズとジャンクション・スリーの2大派閥の対立というわかりやすい構図になっていたが、個性溢れる選手たちの集団だけに、2つの中に収まるのは無理があったと言うべきか。現在のマッド・ブランキー、帰ってきたベテラン軍、ジミーズ、WORLD-1インターナショナルの4ユニットは、選手各々が収まるべきところに収まったという感じがする。そして噂通りにジミーズの人気は絶大だ。地味な選手のユニットということになっているが、どんなタイプとも戦える職人肌の選手が揃っているから当然と言えば当然だ。堀口&斉了はずっとヒール・ユニットでやっていたが、実際は陽性のベビーキャラ。あの「H・A・G・E!」ならぬ「H・A・ジー・ミー!」のコールは、何だか嬉しくなってしまった。

 マッド・ブランキーでは超神龍改め問題龍の塩っぷりはなかなか。さて、この状況で鷹木&YAMATOがどう出るか。若手の富永千浩、小林瑛太らとの新ユニット結成を示唆したが、果たして…。

投稿者 maikai : 12:46 | コメント (1)

2012年04月12日

マイバッハは是か? 非か!?

 昨日、後楽園ホールでノアの『グローバル・タッグリーグ戦2012』が開幕した。個人的に興味を持っているのはZERO1から参戦の大谷晋二郎&橋本大地、5・9後楽園におけるGHCヘビー級戦を睨んでの森嶋猛とマイバッハ谷口のリーグ戦を通しての戦い方だ。大地については15日更新の週刊プロレス・モバイルのコラム『サンデー・小佐ポン』で書くので、ここではマイバッハ谷口について。

 昨日のマイバッハは入場式を拒否したかと思いきや、セレモニー終了後にこの日の対戦相手の佐々木健介をイスで襲撃。本番の公式戦でも勝敗を度外視した健介へのイス攻撃で反則負けに。そして全試合終了後、森嶋が「やる気、元気」で締めようとした背後から襲いかかってチョークスラムでKO。

 正直な話、マイバッハへのファンの反応は厳しい。“気が優しくて力持ち”のナイスガイなゆえになかなかブレイク出来なかった谷口周平が潮﨑豪にイスを振るってNO MERCY入りをアピールした時には、その覚悟をファンは支持した。過去を捨てて鉄仮面のマイバッハに生まれ変わったことも覚悟として受け入れられた。だが、その後の試合を壊してしまう暴走ぶりと空気を読まない(?)乱入劇の繰り返しにはブーイング。ヒール人気というよりは、今ではファンの嫌悪感、拒絶感すら感じられる。

 そんな中でKENTAは「何が正しくて、何が正しいかなんて答えなんてない。自分を貫いて結果を出した奴が正しいんだよ。5月9日、ひとつの答えが出る。最後に立っているのはお前(森嶋)じゃない」と言った。さらに「わかってないよ、こいつの才能、持ってるもんを。見てればわかる。1ヵ月後、この後楽園でベルトを巻いているから」とも。

 今のマイバッハはハッキリ言って正しくない。GHC王座挑戦が決まった以上、タイトルマッチまでファンの期待感を高めるのもプロとしての役目であるが、暴走の反則負けの連続では期待しようがないのだ。今の暴走がすべてタイトルマッチ本番につながる何かだとしたら、まさに本番での一発勝負。マイバッハはベルトを奪取しない限り「間違いだった」という結論になる。マイバッハも、そして彼を全面バックアップするKENTAにとって、もはや後戻りできない大きなリスクを背負った勝負だ。

投稿者 maikai : 12:07 | コメント (1)

2012年04月09日

新日本の追い風に乗るのは…

 昨日の後楽園で春の新日本最強決定戦NJCが終了した。今大会は4月5日&昨日8日の後楽園の2大会を取材したが、どちらも超満員札止め。特に昨日は、よく使われる「立錐の余地もない」というフレーズがピッタリくる入りだった。これはレインメーカー効果? ブシロード効果? ひとつ言えるのは、プロレスの興行で一番大事なのはワクワク感、期待感、「面白そうだ!」と感じられるかどうか。どんなにカードがよくても「面白そうだ!」がなければファンはチケットを買って会場に足を運んでくれない。何年か前の暗黒時代の新日本には「面白そうだ!」がなかった。極端に言えば「つまらなそうだな…」の方が勝っていた。それがここまで来たのだから大したもの。マスコミ側も「今日は何が起こるかな!?」とワクワクしているのだ。

 2大会で感じたのは、まずカール・アンダーソンが外国人エースとしての信頼を得たこと。アンダーソンについては週プロモバイルの日曜コラム『サンデー・小佐ポン』でも書いているのでここでは割愛させていただくが、昨日の準決勝でも棚橋より声援が大きかった。今回は、残念ながらIWGP挑戦まで到達できなかったが、それは今後のお楽しみ。少なくとも後楽園ならば、アンダーソンのWGP挑戦となればバクハツ間違いなしだ。

 優勝を逸した棚橋はかなり疲れているように見えた。昨年1年の活躍、ベルトを落とした今も、誰もが新日本のエースは棚橋だと思っているはずで、本当に休息がない。「まさか俺が下の世代で苦しむようになるとは…」とは棚橋の優勝戦後の言葉だが、エースとしてまたひとつ段階が挙がったからこその苦しみであり、試練だと思う。これを乗り越えた時に棚橋は、真に凄いエースになるのではないか。

 そして優勝は後藤。棚橋に初勝利した上での優勝は大きい。一時は足踏み状態に見えたが、インターコンチのベルトを獲り、今回のNJC3度目の優勝とコツコツと階段を上がってきた印象だ。そして若きIWGP王者オカダ・カズチカに対して「俺は棚橋や内藤みたいに優しくねぇぞ!」と叫んだ。

 他の先輩たちは何度も潰され、這い上がってきた実績とファンからの信頼があるが、今のオカダはIWGP王者だということがすべて。確かに素材としては素晴らしいし、将来的に真のエースになるべき男だが、今の時点ではベルトがなかったら、たちまちレインメーカーの神通力を失って若手レスラーに逆戻りしかねない。とにかく内容のある試合で先輩たちに勝ちまくるしかないのだ。そういう意味では、状況的に一番キツイのはオカダなのかもしれない。今、新日本に吹いている追い風に乗るのはオカダか、後藤か、アンダーソンか、それとも…。

投稿者 maikai : 12:48 | コメント (1)

2012年04月03日

京子ちゃんがロンドン五輪へ!

 浜口京子が4月1日、カザフスタンにおけるロンドン五輪アジア予選で決勝に進出、出場枠を獲得した。思えば、Gスピリッツで父親のアニマル浜口さんを取材したのは昨年11月初旬から今年にかけて。京子ちゃんはまだ五輪出場が確定せず、しかも全日本選手権前だったから大きなプレッシャーがあったと思うが、顔を合わせると「必ずロンドンに行きますよ!」といつも明るい笑顔を見せてくれた。

 彼女の魅力は父譲りの明るさだ。04年のアテネ五輪、08年の北京五輪、いずれも銅メダルで本人の中では悔しさがあったと思うが、笑顔だった。それによって応援してきた人たちも救われたはずだ。

 私事になるが、フリーになる前…私が日本スポーツ出版社の社員として週刊ゴングに書いた最後の原稿は『親愛なる浜口京子選手へ 素敵な笑顔をありがとう』と題したコラム。第1037号のCOLUMN MOVEMENTなるコーナーの一枠だった。アテネ五輪後の京子ちゃんの笑顔について書いたもので、あれからもう8年が経とうとしているわけだ。その間、京子ちゃんはレスリング一筋で生きてきた。本当に凄いことだと思う。

 今回が最後のオリンピック。浜口さんファミリーの20年に及ぶ闘いの集大成となる。もちろん大きな勲章を手にしてもらいたいが、一番願っているのは最後に笑顔になれる試合をしてくれること。浜口さんファミリーが幸せな瞬間を迎えられることを切に願っている。京子ちゃん、悔いのないよう頑張ってください。

投稿者 maikai : 11:29 | コメント (1)

2012年04月02日

大きな玉ねぎに向かって

 3年連続で両国国技館大会を成功させたDDTは8月18日の大きな玉ねぎ…日本武道館初進出に脇目もふらずに全力で向かっている。昨日の後楽園では試合前に『DDT戦略発表会2012』。新日本の戦略発表会をパロッたネタだと思っていたら①地方大会の充実②飯伏幸太、HARASHIMA、KUDOがツイッター開始③売店のさらなる充実④試合動画のiphoneアプリ化⑤高校生レスラーの日本武道館デビュー⑥ニコニコ生放送でDDT公式サイトを開局⑦ヅラレスラー・オーディション開催と、ネタ的なものも含んではいるが、キッチリと7つの戦略を用意したのはさすが。これとは別にハードヒットが6・3新木場で開催されること、4・8新木場にアイアンマンヘビーメタル級王者華名が参戦すること、5・4後楽園でエル・ジェネリコ相手に飯伏が復帰することも発表された。とにかく発表ごとが多い昨日の後楽園だった。

 試合の方も当然いろいろあったが、「振り幅が広い男だったんだな」とビックリさせられたのは第2試合でアントンと対戦したニコ・バレンタイン。観客にフィンランド・コールを要求していたことでもわかる通り、かつてSMASHにFCF王者として参戦したヴァレンタインだ。当時はニヒルなヒールだったが、2年の月日は彼を陽性に変えた!? アントンとの掛け合いもなかなかだったし、DDTではこっちの方がイイ。

 第3試合ではノアの平柳玄藩が高尾蒼馬と合体。NO MERCYとDDTの反体制ユニットの夢の(?)合体だ。2・19後楽園には元反選手会同盟の越中詩郎&青柳政司が参加したし、今後も様々な反体制派の人間がDDTマットに出現してくれるに違いない。

 ケニー・オメガに入江茂弘が挑戦した世界ジュニア・ヘビー級戦は、いい試合だった。地方インディー団体のでら名古屋プロレス出身の入江がメジャー団体・全日本の由緒あるベルトに挑戦するのは、まさにドリーム。煽りVでは入江は“間の悪い男”とされていたが、試合の間はいいし、タイミングは抜群。試合後にケニーは「DDTの可能性を見せることができた。DDTにはいい選手がいるということを見せることができたし、入江の可能性も見せることができたと思う」と言っていたが、まさにその通り。ケニーは中澤マイケルと全日本のジュニア・タッグリーグに出場することについて「全日本にはキャラクターがある選手がいないし、面白い選手がいない。でも、ここにはキャラクターがあるヒーローがいる」と辛口。「まだDDTをリスペクトしていないメジャー団体があるから、僕の仕事に終わりはない」とも。全日本では嫌味なキャラのケニーだが、DDTでは本当に頼もしいチャンピオンである。

 メインのKO-D無差別級選手権はまさかの連続だった。まず男色ディーノが高木三四郎に敗れたこと。1月にKUDOからベルトを奪取して以降のディーノの「日本武道館でメインに立つ」というモチベーションの高さは半端じゃなかった。鬼気迫るものすら感じた。正直、今のディーノは誰も倒せないと思っていた。だが、それを高木三四郎が木っ端微塵にしたのである。しかし、それで終わりではなかった。この日、いつでもどこでも挑戦権を獲得したマサ高梨が試合直後に権利を行使し、何と2分4秒、タカタニックを決めて第40代王者になったのである。このハプニングに後楽園のファンは大爆発。それこそハプニングを楽しむムキもあっただろうが、それよりも素直に高梨の快挙を喜び、祝福していたファンの方が断然多かったはず。最弱汁レスラーなどと呼ばれる高梨だが、凄く巧い選手。あの体の大きさで、どんな試合に組み入れられても、場の空気を読み、その時々に応じて味付け役になったり、試合を転がしたりと仕事をこなす。もちろん技術も確かだ。それは便利屋ということにもなってしまうが、そんな高梨がDDTのてっぺんを取ったのである。高梨が日本武道館のメインに立つこともあり得る。それがDDTだ。

 8・18日本武道館まで目が離せないぞ!

投稿者 maikai : 12:55 | コメント (1)