« 馬場さんの祥月命日 | メイン | それぞれの独立記念日 »

2012年02月04日

熱い全日本!その中で諏訪魔は…

 昨日の全日本プロレス後楽園はお客さんの熱気が充満していた。主催者発表で超満員札止めの2150人を動員。秋山準と大森隆男の20年にも及ぶ大河ドラマと言っていい三冠戦があり、ケニー・オメガに全日本ジュニアの象徴とも言うべきカズ・ハヤシが挑戦する世界ジュニア戦の2大タイトル戦に加えて、関本&岡林vsSMOPのアジア・タッグ前哨戦に武藤敬司が参入し、初の武藤vsストロングBJが実現。さらに因縁のSOA軍vs青義軍、6年半ぶりに吉江豊が本格参戦して西村修&征矢学と無我ワールドの因縁再燃…と内容テンコ盛り。現実問題として、これで超満員にならなければ困るのだ。

 そしてファンの熱さ。私はGAORA中継の解説者として放送席に座っていたが、両隣りの鍵野アナウンサー、渕さんの声が聞き取りにくいほどの大歓声の連続。やっぱりこうでなくっちゃいけない。ノア、DDT、大日本、新日本のファンも来ていたわけだから、ファンの本気度は半端じゃなかった。

 やはりお客さんが一番熱かったのは秋山vs大森の三冠戦。1月3日に全日本に再入団した大森に対する声援の熱さは感動的ですらあった。大森は92年3月に全日本に入門してからの20年はこの日のためにあったと思ったのではないか。対する王者・秋山にはノア・ファンからの声援はあったものの、当然ながらブーイングに晒されることに。秋山はそれを楽しんでいるようでもあった。昨年12月に大森が挑戦を表明した時に秋山は「全日本所属じゃないだろ?」と言い放ち、大森は全日本再入団の道を選んでいる。秋山の言葉は嫌味ではなく、秋山本人が“全日本所属の大森”との三冠戦を望んでいたのだと思う。ここにくるまでには紆余曲折あったものの、ジャイアント馬場さんが20年前に「いずれはこ全日本を背負ってくれる」と期待した2人が全日本のリングで三冠戦を実現させたのである。

 結果は秋山の勝利。そして秋山は次の挑戦者として武藤を指名した。これもつい2年前だったら考えられなかったカードだ。

 こんな盛り上がりの中、フラストレーションを溜めている男がいる。それは諏訪魔。昨日の諏訪魔は第3試合で近藤修司&征矢匠とチーム・ディストラクションを結成して太陽ケア&真田聖也&KAIと対戦して敗れている。問題は勝敗ではなく、次代を担うべき生え抜きの選手が第3試合に甘んじているという現実。ここに諏訪魔のイライラがある。試合後に真田&KAIを「甘ちゃんのゆとり世代軍!」と言っていたが、それは危機感が感じられない真田らへの怒りに感じられた。

 ベルトはすべて他団体に渡り、世界ジュニアに挑戦したのはカズ、三冠に挑戦したのは90年代全日本の大森だった。若い世代が主役の舞台に上がれない現実に諏訪魔は危機感を抱いているのだと思う。この諏訪魔がこれからどう爆発するのか…そこにも注目しなければならない。

投稿者 maikai : 2012年02月04日 13:18

コメント

コメントしてください




保存しますか?