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2011年09月24日

刀を抜いた中嶋勝彦

 昨日のノア後楽園大会は内容盛り沢山。潮﨑豪vs高山善廣のGHCヘビー級戦、鈴木鼓太郎vs中嶋勝彦のGHCジュニア・ヘビー級戦の2大タイトルマッチを柱に、10・10ディファ有明の選手会興行出場を巡っての杉浦とKENTAの激突、第2試合では小橋建太と佐々木健介が約3年ぶりにチョップ合戦…と、様々なプロレスの魅力を提供してくれた。

 そんな中で最も印象に残ったのは、鼓太郎のV8を阻止してGHCジュニア・ヘビー級王者になった中嶋勝彦だ。正直、09年から現在まで、ノア・マットにおいて勝彦にほとんどチャンスは与えられなかった。09年2月11日にKENTAを撃破してGHCジュニア王座を初戴冠したものの、同年3・1武道館で奪回された後、ようやく挑戦権が回ってきたのは今年の3・5有明コロシアム。それも唐突感は否めなかったし、ジュニア・タッグにしても09年9月、昨年7月に宮原を従えて2度挑戦しただけ。ノア・ジュニアの流れから外されているという印象が強かったのだ。

 今、最も動ける時期にこの待遇はもったいないと思っていたのだが、その間に勝彦は腐ることなく懐に隠した刀を研いでいた。どんな試合が組まれても、誰が相手でも…一歩も退かない気が強いファイトで存在感は示してきたし、健介オフィスの若頭として後輩たちを引っ張り上げ、健介オフィスの自主興行、ホームタウンマッチでは中心になって頑張ってきた。そんな諸々が昨日の試合につながったと思う。またアウェイの会場にもかかわらず鼓太郎を上回る声援を浴びたのは、この充電期間の勝彦の頑張りがファンに伝わっていたからに違いない。

 研ぎ澄まされた打撃、身のこなし、落ち着いた試合運び、ふてぶてしい表情。どれもがトップレスラーの光を放っていた。それも当然だ。15歳9ヵ月でプロレス・デビューした勝彦は、7年8ヵ月のキャリアを積んで23歳の青年に成長した。そのほとんどの時間を他団体…アウェイのリングで戦って生き抜き、全日本の世界ジュニア、アジア・タッグを始め、ベルトも数多く巻いてきたのである。その経験値は同じキャリアの他のレスラーとは段違いと言っていい。

「今、ナントカMERCYだの言ってて、ノアの中だけで盛り上がろうとしているけど、俺を忘れてねぇか?」「この緑のマットに上がってきて、当然の結果だと思っている」「健介オフィスのカ中嶋勝彦がベルトを獲っても、誰も出て来ねぇのか!?」「GHCジュニアのベルトって価値がないのか? だったらいいよ、俺が上げてやる!」といった試合後のマイクアピールも嫌味に聞こえず、観客も支持した。それだけの説得力が今の勝彦にはあるのだ。

 中嶋勝彦は3年近く研いできた刀を今、懐から抜いた!

投稿者 maikai : 2011年09月24日 12:15

コメント

まだ23歳ですか..凄いですねぇ..

今後のプロレス界を背負う一人として中嶋選手には期待しています..

投稿者 岐阜人 : 2011年09月24日 16:25

中嶋勝彦こそ、橋本大地を「一段上」のレベルに引き上げてくれる選手のはず。
大谷社長の英断に期待したいところですが・・・

投稿者 OZZY : 2011年09月26日 14:11

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