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2010年09月04日

小鉄さんの教え子たちの使命

 昨日は山本小鉄さんの告別式、一昨日はお通夜だった。私は仕事の都合でお通夜に参列させていただいた。以前、書いたように私はプロレス・マスコミになる以前から小鉄さんにお世話になっている。また、妻は私と知り合うより昔、プロレスは知らなかったが、当時の南青山の事務所と自宅が近いからという動機で新日本プロレスに勤めていた。その時の直属の上司が小鉄さんだった。

 親族だけでと聞いていたから、正直、ためらいもあっものの、やはり最後のお別れをしたいという気持ちで斎場に行ったところ、本当に多くの人たちが参列していた。お清めの席では春一番さん夫妻、金原弘光と同席。金原はUインターの選手として新日本との対抗戦では新日本ファンに随分と嫌われたものだが、実は小学校の頃から新日本ファンで、高校卒業後はプロレスラーを夢見て新日本のプロレス学校に行っていた。新日本入門は叶わずに紆余曲折の末にUインターに入門したが、プロレスの基本は小鉄さんから学んでいたのである。

 向こうの席ではアルコールが入った藤原組長がミツ子夫人にあれこれと昔話をしていて、その隣では前田日明が微笑んでいた。

 お通夜の後は風間ルミのお店『絆』へ。ここにはお通夜に参列していた女子の教え子たち…かつてのジャパン女子プロレス勢が集まって、師匠・小鉄さんの思い出話に花を咲かせていた。彼女たちは後年になって“大人の事情”でJWPとLLPWに分かれ、否応なしに激しく対抗した。そんな時代を間近で見ていた私としたら、風間たちが尾崎魔弓、ダイナマイト関西、キューティー鈴木らと笑いながら飲んでいる姿を見るのは感慨深いものがあった。それにしても、この年齢になりながら豪快に弾けている彼女たちを見ていて「当時、10代だったこのコたちを指導するのは大変だっただろうな」と小鉄さんが四苦八苦している姿を想像して、失礼ながら笑いが込み上げてしまったものだ。

 団体も男女も関係なく、プロレスに情熱を持っている人間には等しく指導した小鉄さん。その結果、数え切れないほどの小鉄イズムを持ったレスラーが生まれた。彼らが、彼女が、その教えを次の世代に伝えていってほしい。それが教えを受けた者の使命である。そうやって継承されていく限り、山本小鉄の魂は永遠に生き続けるのだから。

投稿者 maikai : 2010年09月04日 11:24

コメント

また昭和のレスラーが...
小鉄さんのご冥福をお祈り致します...

投稿者 岐阜人 : 2010年09月05日 15:09

小佐野さんお誕生日おめでとうございます。
これからも味のあるコク深い記事楽しみにしています。

投稿者 博士 : 2010年09月05日 21:32

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