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2010年09月11日

諏訪魔のマイク事件について

 昨日の後楽園ホールのメイン終了後、諏訪魔が野次に激怒して客席にマイクを投げつけた一件が波紋を呼んでいる。その時の状況はスポナビ等の報道サイトをご覧頂きたい。ここでは私が感じたことを率直に書きたい。

 まず、昨日の大会は諏訪魔が三冠王者になって初の試合、武藤の復帰戦などなど、全日本プロレスの新しい一歩となる大会だった。そして、そのメインに据えられたのが諏訪魔&河野と新アジア・タッグ王者の真田&征矢が激突する新世代同士のタッグマッチ。諏訪魔は「これが未来の全日本、俺たちだからこそできる試合というのを見せたい」と張り切っていた。

 では、実際の試合はどうだったか? 4選手の気持ちは伝わってきたが、それに内容が伴っていたとは言い難かった。決して悪い試合ではない。だが、これでは足りないのだ。諏訪魔が征矢をバックドロップ・ホールドでフォールした時、征矢が返せなかったにもかかわらず和田京平レフェリーが3カウントを取らなかったことで騒然となったが、これは意図的だったように私には思えた。京平さんはこれまで天龍同盟や超世代軍といった全日本を危機から救って新しい時代を作った人間たちの物凄い頑張りを見ている。敢えて3つ叩かなかったのは「お前ら、これで終わりなのか? 天龍さんや三沢たちはもっと頑張っていたぞ!」という檄に思えた。その後、京平さんは凄い剣幕で征矢に「行け!」と促し、諏訪魔も凄い形相で「来い!」と征矢に訴えかけるように呼びかけた。そして、自分の不甲斐なさが悔しいのだろう、征矢は半分泣きながら諏訪魔に食らいついていった。

 そして問題の試合後。4人とも満足していなかったはずだ。悔しいけれども、観客に批判されても仕方がないという思いもあったはず。私はGAORA中継の解説席で「この悔しさを忘れてはいけない」といったニュアンスの言葉を口にしていたと思う。

 新世代軍の解散は唐突だった。私も戸惑ったし、観客も当然、戸惑ったことだろう。私はヘッドセットを付けていたので、ずっと野次が飛んでいたのはわかっていたが、その内容までは聞き取ることができなかった。そして「いい加減にしろ!」という怒声と同時に事件は起きた…。

 諏訪魔の行動は決して許されることではない。もし、怪我人が出ていたら大事件だった。だが、その一方では諏訪魔の気持ちも痛いほどわかった。。リング上の新世代軍のメンバーたちとのやり取りもマジだった。だから批判は甘んじて受けても、野次は許せなかったのだと思う。素の感情を爆発させてしまったのは、諏訪魔が全日本の未来を真剣に考え、背負っていかなければいけないという強い責任感があったからこそだと思う。普段の諏訪魔は決して感情的な人間ではないのだ。

「これが今の現状だよ。わかってたよ。すべては俺の責任です」「まだまだ自分の小ささを感じました」という諏訪魔の言葉には厳しい現実を受け止める姿勢、反省がうかがえた。やったことは消えることはないが、今回の過ちを今後の糧にしてほしい。

 非難されるのを覚悟で書けば…個人的には、こんなことをしでかしてしまうほど全日本再建に情熱を持つ諏訪魔は頼もしく感じた。こんな熱いレスラーがいることが嬉しい。

 最後に、昨日の大会を締めたのは京平さん。諏訪魔はマイクを客席に投げつけた後、そのまま帰ってしまいかねない感じだったが、リングに呼び戻し、新世代軍のメンバー5人に「勝ったんだから、ちゃんと手を挙げてから帰れ!」と促した。やはり数々の修羅場を潜ってきた人は違う。和田京平は揺れ動く全日本プロレスの良心である。

投稿者 maikai : 2010年09月11日 15:29

コメント

うーん......
難しいですねぇ..
感情とそれに任せてのマイクの投げつけ....
怪我人が出なくて良かったですが...
諏訪魔選手の気持ちもわかります...
ただ諏訪魔選手の想いだけは伝わったかなぁ...

投稿者 岐阜人 : 2010年09月11日 15:49

 SUMURAI TVで見たのでえらそうなことはかけませんが、TVでは、諏訪魔以外の選手達、新世代といいながら選手の必死さが見えませんね。
 新世代だとか言うのであれば三沢時代の四天王プロレスを見てみてほしいですね。迫力、必死さが違いますよ。
 今の全日本、世代交代の時期でチャンスなのか知れませんが
上へ上がるチャンスばかり狙う前にお客様に納得させる試合をしてください。こちらもSUMURAI TVで見たのでえらそうなことはいえませんが、セミの武藤対舟木の方がよかったですよ。 俺が俺がという気持ちはわかりますが若いのだからガムシャラ、必死な気持ちでお客さんをうならせる試合をするのが一番ではないでしょうか?

 

投稿者 MR SUMURAI : 2010年09月11日 22:32

私も小佐野さんと同じ気持です。
映像を見たわけではないので、実際の野次がどういったものかは分かりかねますが…諏訪魔の『自分がやらねば』という責任感、批判覚悟の心意気は是非とも称えるべきだと思いますし、全日はそんな諏訪魔を誇るべきだとも思っています。

投稿者 DAME : 2010年09月11日 23:35

 SUMURAI TVで見たのでえらそうなことはかけませんが、TVでは、諏訪魔以外の選手達、新世代といいながら選手の必死さが見えませんね。
 新世代だとか言うのであれば三沢時代の四天王プロレスを見てみてほしいですね。迫力、必死さが違いますよ。
 今の全日本、世代交代の時期でチャンスなのか知れませんが
上へ上がるチャンスばかり狙う前にお客様に納得させる試合をしてください。こちらもSUMURAI TVで見たのでえらそうなことはいえませんが、セミの武藤対舟木の方がよかったですよ。 俺が俺がという気持ちはわかりますが若いのだからガムシャラ、必死な気持ちでお客さんをうならせる試合をするのが一番ではないでしょうか?

投稿者 火 : 2010年09月12日 00:17

見に行きました。ぼくの感触では、諏訪魔が悪いというより河野や征矢が不甲斐ない。でもそれ以上に、興行全体が盛りあがりの中に危うさをともなっていたと思います。

空席もありましたが、詰めかけていた観客は熱かった。あの日は、本物のファンが多かったように感じました。
それに対して興行は、両国での総決算を受けて、新しい方向性を模索するものが多かった。いや、多すぎました。鈴木みのる対稔の試合からして、「成立している?」か疑問な試合。そこまで仕掛けておいて、ぼそぼそ囁いただけで帰ってしまう鈴木みのる、何もアクションを起こさずに次はセコンドについてしまう稔。
世界ジュニアに挑戦する菊池も本領発揮とは思えず、ただただ不気味。これまでの全日本ジュニアの価値観を破壊するんじゃないかという不安感。
VMと宮根さんの妙な絡み、NOSAWAの乱入、ジュニアのタッグマッチのあとの混沌とした自己主張合戦。ちょっと「?」あるいは「次回、請う御期待!」となりすぎた展開だったのではないでしょうか。
武藤対船木がメインであれば、それはそれですっきりと帰れたと思いますが…。

あの試合を堪能して観客としても疲れた上での新世代軍対決でしたから、ハードルも上がっている。いやそれ以上に、最後は今までの流れをきちんと守って、安心させて欲しい。ぼくはそういう気持ちでした。ほかの試合が、全部が全部、新しい流れを示そうというものばかりでしたので。
最後に「ほっ」として帰りたかった。
メイン、試合内容は期待以上ではありませんでしたが、必ずしも悪くありませんでした。次はもっともっと熱い試合を見せる、諏訪魔の決意表明も適切であったとぼくは思います。それで最後に新世代軍の団結を示して、全日本を支えていく決意を改めて示してくれれば、温かい拍手が送られたのではないでしょうか。
しかし結局、今までの流れを断ち切るものになってしまいました。
(だいたい、新世代軍同士で闘うにしても、まだ諏訪魔対船木の流れがあるのですからそれが決着ついてからにすれば良かったのに、と思います。)

長々と書きましたが、まとめますと、諏訪魔が悪いのではない。むしろ彼が背負おうとした全日本プロレス全体として、あまりにも急にいろんなことを転回させようとしすぎたストレス、違和感が、最後に放出してしまったのだと。ぼくはそう考えます。

投稿者 ファンの中のワン・オブ・ゼム : 2010年09月12日 04:47

サムライTVの天龍さんとの対談後、どこか気持ちが変わったのでしょうか?
ある意味、諏訪魔選手の行動は理解できますが、マイクを投げつけるのは如何なる理由があっても言語道断。
幸い、天龍プロジェクト参戦が決まりました。
今回の代役の責務は重いですよ、諏訪魔選手。
天龍プロジェクに集う天龍ファンは今の全日に集う後楽園ファンと比べたらもっと厳しいはず。
本気で変えたいのなら、まずは9月29日、天龍ファンの禊ぎを受けみてください。
9月29日が「諏訪魔革命」記念日になることをお祈りいたします。

投稿者 昇り瀧 : 2010年09月12日 11:52

三冠のうちUNベルトを巻いてリングに上がった諏訪魔の姿が
決意の総てを現していると思いました。
会場にいましたが、メインの野次は全部聞き取れたわけではないですが、そんなにひどくなかったですよ。
試合で何も残せなかった征矢がファンの期待をぶち壊す発言をして、それに追従する河野…。
何も残してない、これからの人がいきなりトップになりたいって言って、誰がいったい付き合うの。
ファンの立場からするとむしろ野次は「まとも」抵抗だった方。
レスラーがファンの期待に応えられない試合をして
マイクで締める。全日本は絶対にそんな団体じゃないはずです。
20日も応援に行くからがっちり仕切りなおしてくれよ!!

投稿者 Ken3405 : 2010年09月13日 08:31


諏訪魔さん率いる新世代軍をかなりリスペクトしていたので
解散は残念です…(涙)
期末テストなかったら、観戦に行ってましたー!!


これからの全日がますます気になります!

京平さんは凄い人です!!
めちゃくちゃ凄い人です!!
時代をまたいできた方ですし。
いつもお世話になってるし。
本当に京平さんは凄い人です!!!!
全日に、プロレス界に、
なくてはならない存在ですね!!

投稿者 岩手の花野 : 2010年09月13日 17:53

自分も会場行きましたが、マイク投げは賛同できませんが、諏訪魔の行動は支持します。
試合自体も悪いものではなく、激しい当たりの良い試合だったと思います。ただ諏訪魔の強さが他とレベルが違いすぎて、征矢とかが明らかに付き合えてなかったと思います。試合後も余裕あった諏訪魔に対して征矢は立っているのもきつそうでした。
諏訪魔の問題とは彼の姿勢でもなく、試合内容でもなく強すぎる事だとあの試合を見て感じました。諏訪魔の強さについていける選手(鈴木や棚橋)ならかなりいい試合になるのですが、今回みたいに差がありすぎると一方的になる傾向があるのかと思います。ただ諏訪魔のプロレスに対する真摯な姿勢等が好きなのでこれからも応援していきます。
野次自体も諏訪魔に向けられたものというよりも、他の選手向けられていたと思います。

小佐野さんも書いていらっしゃるとおり、最後しっかりまとめさせた京平さんは全日の良心です。あれが無かった事態はもっと悪化してたと思います。
長文失礼します

投稿者 KZ : 2010年09月13日 17:57

ありがとうございます。
色々なブログ等を見ていましたが、ただ諏訪魔への批判だけが
多かったように思います。

マイクを投げた事は断じて認められませんが、諏訪魔の気持ちは肯定したいですね。
自分の大切なものについて語っていることを茶化されたら誰だ
ってムカつくと思うし、「ほっときゃいいや」なんて言う醒めたレスラーなんかつまらない。

諏訪魔みたいに熱いレスラーがいて良かったです。

>火さん
そりゃそうです。超世代とはキャリアが全然違いますから。
ほんとはまだまだ下積みをしなきゃいけない選手達ですからね。
似たような状況ではありますが、比べる事自体はナンセンスだと思いますよ。

投稿者 俊 : 2010年09月13日 18:00

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