« ラッシャー木村を貫いた木村さん | メイン | スーパージュニア開幕! »

2010年05月30日

キャラクター&インターナショナルな空間

 昨日は新宿FACEでSMASHの3回目の興行。ザックリと印象を一言で書けば「特別編が終わって、いよいよ本編に突入した」という感じだ。

 TAJIRIは「よく新しいスタイルって言うけど、プロレスに新しいスタイルはないと思うんですよ。SMASHは新しいスタイルを見せるのではなくて、選手それぞれのキャラクターを大事にして、プロレスというものを見せていきたい」というニュアンスの発言をしていたが、昨日の大会は、それを実践していたと思う。

 過去の2大会で様々なキャラクターを作り、紹介してきたことが昨日の大会に活きた。旗揚げ戦のトライアウトに合格したMentalloは、すっかりSMASHのレギュラーというイメージがあるし、第2回大会でメイン・デビューを飾ったリン・バイロンもニュースターとしてファンに認知されている。これまで総合格闘家からプロレスラーになろうと必死にもがいていた小路晃は黒のショートタイツと黒のシューズで登場。腕の取り合いや細かい攻防でのしっかりとしたプロレスラーとしての技術は、今後の小路の大化けを予感させるものだった。

 そして注目のフィンランドFCFのジェシカ・ラブ、ヴァレンタインは欧州スタイルのプロレスというよりも、WWE的な雰囲気が強かったが、共にしっかりとした基本とキャラクターを持っているから、難しい理屈を抜きに楽しめた。技的には“リカちゃん人形が空から降ってくる”というジェシカのスワントーン・ボム、ヴァレンタインのランディ・オートンを思わせるRKO、そしてエッジばりのアンプリティアーは一見の価値ありだ。次回の6・25大会にはジェシカに加えて化け物のヘイモ・ユーコンセルカ、原始人のスター・アルダがやって来るというから楽しみ。未知の得体の知れないガイジンが来襲するというのは、私が子供時代のプロレスと同じだ。

 フィンランド=FCF、カナダ=Mentallo、香港=リン・バイロン、韓国=キム・ナンプン(かなり胡散臭かったが、それはそれでいい味を出していた)と国際色豊かなのもSMASHの特徴。TAJIRIがFCF王者になったことでヨーロッパからさらに選手が来るだろうし、7月24日の新宿FACEにおける昼夜2興行には元WWEスーパースターが3人参加するという。キャラクター&インターナショナルな空間こそがTAJIRIが理想とするところなのではないか。それは新しいようで、実は昔のプロレスが持っていた魅力なのだ。

 その他、女子では朱里と華名の抗争が勃発したし、メインのKUSHIDAvsプリンス・デヴィットは期待通りの試合に。見た目には接戦であるようでいて、実際にはいっぱいいっぱいのKUSHIDAに対してデヴィットには余力があり、2人の間には大きな差があると私は感じたが、KUSHIDAもそれを肌で感じ取って理解していたのも大事なこと。きっとKUSHIDAは今日から開幕する『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア』で成長することだろう。

投稿者 maikai : 2010年05月30日 11:34

コメント

こういう興行はTAJIRI選手ならではと言うか...
地方でも観られると良いですね...

投稿者 岐阜人 : 2010年05月30日 15:19

コメントしてください




保存しますか?