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2009年12月26日

菊タローの世界でみのる&高山は…

 昨日は昨年8月の旗揚げ戦以来のアキバプロレス。アキバプロレスは秋葉原のオタク文化とプロレスを融合した菊タローの世界だ。

 コンセプトは秋葉原を守ろうとするアキバ軍団と、秋葉原を乗っ取ろうとする悪の軍団の戦いというわかりやすいもの。ちなみに旗揚げから3回大会までは秋葉原をホストの街にしようとしていたRionが今回から菊タローと握手。Rionを裏切り者とするキッダーニ男爵率いる悪の軍団が襲いかかるという新展開を迎えた。

 正直、私はアキバ文化、オタク文化には疎いが、それでも楽しめるのがミソ。プロレスファンは菊タローの世界観の中のプロレスを楽しめばいいし、オタク系の人にとってはプロレスへの入口になっている。様々な設定上、キャラ付けされたマスクマンが多いものの、その中身は“本物のレスラー”だから試合はしっかりしているのだ。

 第1試合は秋葉原名物対決のダンボール肉まんvsおでん・カーン、第2試合ではヒーローショーをプロレスにアレンジした天体戦士サンレッド&ウェザーブルー&ウェザーイエロー(菊タロー=実際にアニメの声優も担当している)がクリスマスをこの世からなくそうとたくらんでいるサンタ怪人・三太&サンタ怪人・九郎&戦闘員を懲らしめた。

 第3試合はアップルみゆき、華名、紫雷美央、風香、紫雷イオ、飯伏幸太、佐藤光留がメイド服で時間差バトルロイヤルを行うメイド・ランブル。これはこれで華やかで面白かった。

 こうした趣向を凝らした試合&ストーリー展開にあって、純粋にプロレスを見せてくれたのはセミの田中将斗&マグニチュード秋葉原(岸和田)vs関本大介&円華。必ず本格的な試合をひとつは入れるというのが菊タローのこだわりだ。

 そしてメインはアキバ軍とキッダーニ軍の全面戦争。アキバ軍の菊タロー&Rionに“世界一でかいオタク”高山善廣が加勢、キッダーニ軍のヴァイス&シュバルツには“世界一性格の悪いオタク”鈴木みのるが加勢するというのが今回のウリ。

 私生活でも怪獣オタクの高山はウルトラセブンのフィギュアを持って、おどおどしながら入場。どうやら内気な性格という設定らしい。対するみのるはジーンズの中に服を入れるオタク・ファッションで登場。“世界一性格の悪い…”という大前提があるだけに普段と同じいじめっこキャラだ。ただ、そのいじめ方はパソコンや携帯で2ちゃんねるの掲示板に菊タローやアキバプロレスを中傷する内容の書き込みをするなど、かなり陰湿。さらに高山のウルトラセブンのフィギュアをぶっ壊すという暴挙に出た。

 このまま2人ともオタクキャラのまま終わってしまうのか!? いや、違った。勝利を確信したキッダーニ軍が菊タローが身に付けていた『ONE PIECE』のグッズを投げ捨てると、みのるの表情が豹変! 「お前、何してるんだ!? 俺は『ONE PIECE』が好きなんだぞ!」と怒り心頭のみのるはオタク・ファッションを脱ぎ捨てると、いつもの鈴木みのるに! そしてヴァイス&シュバルツをボコボコにし、さらに高山もビッグブーツで追撃、最後は「スリー、ツー、ワンピース」の掛け声とともにゴッチ式…じゃなかったワンピース式パイルドライバーを炸裂させ、そこに菊タローがムーンサルト・プロレス。アキバ軍の勝利でハッピーエンドとなった。

 みのるも高山も菊タローの世界に浸かってエンジョイしつつ、最後の最後にきっちりと見せてくれたわけだ。「今日が俺の2009年最後の試合なんだぞ!」とみのる。こういう締め括り方も破天荒でいてプロレス愛に満ちたみのるらしい。

 さて、メインの中盤で菊タローが鼻血を噴き出すというアクシデントがあった。それはマスクの表面まで真っ赤になるほどの出血量だったが、それでも菊タローは最後まで自分のキャラを平然と通して大会を締めた。

「馬鹿なことをやってても、プロレスには命が懸かっているんです」と菊タロー。そんなプロレスラーの心意気は、普段はプロレスを見ない人にも伝わったはずだ。

投稿者 maikai : 2009年12月26日 13:49

コメント

これ一度、観戦したいです...地方でもやって欲しいです..

投稿者 岐阜人 : 2009年12月26日 16:26

旗揚げの報を知ったとき「菊タローさんいいところに目をつけたな」と思いました。

オタクは潜在的にプロレス好きだと思うんですよ。
(根拠は何かと言われると自分もオタクだから、としか答えようがないんですが…w)
敢えて理由を探すと、ハマるとトコトンまでのめり込む気質があるから、なのかもしれません。
そういえばレスラーの中でも、オタク的趣味を持っている方って結構多いですよね。
そういう選手の方にはどんどん参加して欲しいなぁ…。

投稿者 DAME : 2009年12月26日 21:52

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