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2009年12月14日

1年の成長を証明した真田聖也

 昨日は後楽園ホールで全日本プロレスの09年最終興行。ラストは恒例の『ファン感謝デー』だ。ここでの目玉は武藤敬司&神奈月のW武藤のF-1防衛戦。天山広吉&原口あきまさを破って初代王者になったのが06年の感謝デーだから、実に3年間も王座を保持していることになる。すでに8度目の防衛戦。防衛戦をやるたびに試合のグレードはもちろん、お笑い芸のグレードもアップしているだけに毎回ハードルが高くなるのだが、そこに現れた挑戦者・越中詩郎&ケンドーコバヤシのW越中は強敵だった。

 一本気のド演歌ファイター越中の振り幅の大きさをナメちゃいけない。09年はハッスルでバリバリやっていたからエンターテイナーとしても一流だ。神奈月の様々な挑発に「そんなことやれるか、バカヤロー」と言いながらも、ケツ星人、赤フンになってのケツでの箸割りに挑戦して大コールを浴びた。ケンコバも「越中さんのモノマネだけじゃないって!」とパンフレットに載っている田上のポーズ写真のマネ、SWS時代の石川敬士の相撲タックルと全日本時代の相撲タックルなどマニアックなネタを披露。過去のF-1の中でも、かなりレベルの高い試合(?)をしてくれた。

 オープニングは船木誠勝vs菊タローの異次元対決。試合前に「あまり変なことをしたら、覚悟して下さい。殺ります」というクールな船木のVTRにドッと沸く後楽園。そこにあろうことか、菊タローはヒクソン・グレイシーのテーマに乗り、1・2後楽園でデビューする練習生・中之上靖文を先頭に2人だけのグレイシー・トレインで入場。試合が始まればヒクソン流の構え、さらにコーナーで膠着…と「変なこと」を次々に繰り出した。ある意味、リスクをおかしてファンが望む絵を作る菊タローはプロだ!?

 船木は菊タローの“お笑い”への誘いにまったく表情を変えない。いや、キラー顔。これまたファンが望んでいた展開だ。でも浴びせ蹴りから腕十字で勝利した船木はリングを降りる際にちょこっと笑みを。そんな船木も魅力的だった。今回の菊タロー戦はきっと武藤から船木に対する謎かけであり課題。2010年もプロレスラー、船木誠勝に期待したい。

 メインは諏訪魔&征矢vs河野&真田という全日本次代を担う者たちのシリアスな真っ向勝負。結果は諏訪魔が真田をラストライドで押さえたが、私的に一番光って見えたのは真田である。

他のメンバーは馬力、気迫、若さ、パワーを剥き出してファイトする。だから一瞬のインパクトはあるが、はっきりいって単調であり、単発だ。ところが体力的に劣る真田は攻めている時はもちろん、守勢に回った時も自分のリズム、間合いで試合をしていた。目立たないようでいて、真田はちゃんと試合をコントロールするのである。つまり真田がいることによって試合が転がっていたという印象を受けた。

 性格的におとなしいし、体も細かった真田だが、大きな武器を持っていなかった分だけ、他の人間にはないものをきっちりと身に付けていた。体もナチュラルに大きくなった。最強タッグでは鈴木みのるから勝利も奪っている。それも単なる金星とは言えないのではないか。

 その最強タッグでは鈴木から金星を奪った直後にインフルエンザを発症して途中棄権になってしまったが、09年ラストマッチでこの1年間の成長をきっちりと見せつけてくれたと思う。

投稿者 maikai : 2009年12月14日 10:03

コメント

この1つ前のエントリーのライガー選手、サスケ選手といい、
やはりベテランレスラーの想像力(創造力)というのは並外れていますよね…。
やはり嗅覚が違うんでしょうね。

若い選手ではこういう空間は作れない。
西村選手ではないですけど、やはりプロレスはキャリアがモノをいうジャンルだと思います。

とはいえ、強さや勝利を求める若い世代のひたむきな頑張りというのも魅力的なんですよねぇ。
プロレスってつくづく贅沢なスポーツだと思います。

投稿者 DAME : 2009年12月14日 14:23

岐阜で真田選手が観れなかったのは、とても残念でした..
真田選手の成長を今後も見守りたいです..

投稿者 岐阜人 : 2009年12月14日 16:36

大和をはじめ、諏訪魔など選手の体の作りが変わってきたのが目に付きました。大和の体は正直すごい。
あのメンバーに真田が含まれていた事ってすごい大事な事だと思います。全日ってやっぱりいい団体だなと思いました。

投稿者 勇者よっしー : 2009年12月15日 22:00

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