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2009年12月13日

楽しませ、そして魅せた!

 昨日は稔の15周年記念パーティー後はみちのくプロレスの後楽園ホール大会へ。もはや年末恒例となった決着なき宇宙大戦争だ。会場は試合前から出来上がった雰囲気。やはり「面白い!」ということが伝われば、ファンは会場に足を運んでくれるし、最初から楽しもうとしてくれる。いきなりハッピーオーラが充満する大会になった。

 冷凍されたウルトラマンロビンを救うためにウルトラ・サスケ・タロウに変身したサスケ。そのサスケのパートナーを買って出たのは、これまたウルトラ仕様のコスチュームに身を包んだ獣神サンダー・ライガーだ。著作権的に大丈夫かというギリギリのところだが、ここで佐藤秀&恵が投入したのが鉄腕アトムの巨大な模型。ウルトラマンとアトムのコラボはかなりヤバイぞ。でも佐藤兄弟は「これはアトムじゃねぇ、鉄腕だ」とキッパリ。

 そして、この鉄腕がライガーにチョークスラムやラムジャムを決めるなど、DDTのヨシヒコ並みの大活躍。期せずして鉄腕コールが起こった。逆にサスケが鉄腕にミサイルキック、ライガーが掌打を見舞うと大ブーイングに。この鉄腕、最後は和桶を被ったサスケのスワントーンボムでバラバラに破壊されてしまった…。

 試合内容を書いていたらキリがないので割愛させていただくが、この試合は『新春かくし芸』ならぬ、サスケと佐藤兄弟による『年末かくし芸』。これにライガーも中途半端ではなく徹底して乗ったから、お客さんは心底楽しめたのではないかと思う。

 今年も期待を裏切らなかった宇宙大戦争。だが、その後のメインの拳王vsフジタ“Jr”ハヤトの東北ジュニア戦が素晴らしかった。

 昨年3月のデビューながら9・5矢巾大会でハヤトから東北ジュニアを奪取した拳王。24歳の王者と23歳の前王者の激突は、今現在のみちのくプロレスの姿でもある。宇宙大戦争とは一変、打撃とサブミッションによるピリピリした攻防戦になった。

 図式的に見れば正規軍の拳王がベビーフェースで、九龍に所属するハヤトがヒールということになるが、東京のファンはハヤトを後押し。東京の会場の空気に慣れていない拳王はファンの反応が気になる様子で緊張気味。一方のハヤトはファンを掌に乗せる。このあたりのキャリアの違いは明白だった。

 だが、試合に勝ったのは拳王。体が大きいだけに打撃の1発1発の威力が違う。決め手となったのは25分過ぎの顔面パンチ! キャンバスに崩れ落ちたハヤトは左目付近から出血。その後のジャーマン、ハイキックは駄目押しに過ぎなかった。

 この顔面パンチで後楽園ホールは大ブーイング! 粘るハヤトに焦りを感じたのか、ファンの反応に苛立ったのか…明らかに反則ではあるが、これも拳王の若さと闘志の暴発だったに違いない。

 この若い2人には「お前だけには負けたくない」「お前には勝つ」というライバル意識がある。それが時には暴発することもあるが、それくらいのものがあった方が観ている方も面白い。そこには闘いがあるからだ。

 キャリア1年9ヵ月にして先輩ハヤトへの「俺のライバルに認めてやるよ」という高飛車なマイクアピールで、これまたファンの反感を買った拳王。それでも控室では「9月(の矢巾)とは違う。ハヤトがすげー強くなっていた。面食らいました。頑張っていかないと追い越されるかもしれない」と危機感を語っていたのが印象的だった。

 昨日のみちのくプロレスは宇宙大戦争で楽しませ、拳王vsハヤトのシビアな闘いで魅せてくれた。改めてプロレスは幅が広いジャンルであることを実証した大会だった。

PS.本日、後楽園ホールで行われた全日本プロレスの『ファン感謝デー』については明日アップします。また、1月11日の若林アナvs天龍のトークイベントですが、主催者側から「確認したところ、ぴあの受付公演ジャンルはレジャーではなく、イベントでした」との連絡があったので、ここで訂正させていただきます。

投稿者 maikai : 2009年12月13日 18:38

コメント

宇宙大戦争、楽しそうで...観戦したかった!!
ライガーさんの違う引き出し..良いですねぇ..

投稿者 岐阜人 : 2009年12月14日 16:40

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