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2009年12月02日

プロレスを堪能!

「正真正銘の初対決だからスッゲー楽しみ! 観る方だって楽しみにしてるんでしょ? 楽しませますよ(ニヤリ)」。

 これは昨日の試合前の鈴木みのるの言葉。昨日は後楽園ホールで最強タッグ。みのる&ケアvs長州&征矢の公式戦が行われた。

 みのるは20年前、長州の付き人を務めていた。89年1月、佐々木健介が海外修行に出発した後、短期間ながら付き人を命じられたのだ。長州の「健介だったら、そんなことはしないぞ」の言葉に「僕は佐々木健介じゃありません」と答えたという逸話もある。ただし、当時の立場はまさに月とスッポン。別に反抗的な付き人というわけではなく、特に長州軍団の首領・マサ斎藤には可愛がられたようだ。当時、強さを追求していたみのるを理解してくれていたのは猪木と斎藤だったという話をみのるから聞いたこともあった。

 さて、昨日のみのるのテーマは長州をキレさせること。そしてプロレス大好き少年だったみのるのことだからリキ・ラリアットとサソリ固めを「どんなものか、1度は食ってみてぇ!」と思っていたに違いない。

 果たして目的は達成された。いきなり先発で長州と対峙したみのるはコーナーに詰めて顔を張るなど、散々挑発しておいてケアにタッチ。怒髪天の長州はケアに構わず場外までみのるを追いかけてフェンスに叩きつけ、ラリアット、さらにストンピング! みのるは「おおっ、長州だよ!」と内心でニヤリとしたに違いない。ラリアットもサソリ固めも期待通りに(?)食らった。そして試合的にはケアが征矢にとどめを刺す段階でガッチリと長州にアキレス腱固め。きっと、みのるは長州力を満喫しただろうし、観ているお客さんも2人の攻防を満喫したと思う。全試合終了後、「あー、楽しかった!」と言ってみのるは会場を後にした。

 さて、この日はもうひとつ注目の公式戦。それは武藤&船木vs諏訪魔&河野だ。これがまた期待以上の試合になった。

 船木vs諏訪までスタートした試合は実に10分経過までロープに飛ぶ攻防はなし。船木も諏訪魔も一歩も譲らずグランド、サブミッションの攻防。この流れは武藤vs河野にもつながった。客席からは「プロレスをやれ!」という野次も飛んだが、私的には緊迫感溢れる攻防戦で、ずっとこのせめぎ合いが続いてもいいと思ったくらいだ。

 以前、武藤はインタビューで「俺、プロレスをやる上で最初の5分ぐらいが一番好きだもん。お客がシーンとして集中してくれる時の状態が何とも言えない。ここからどう試合を構築してやろうかなって。前菜っていうか、そこが一番面白いところだよ」と言っていたが、まさにそんな感じ。ただ、昨日の試合に関しては前菜ではなく、これがメインディッシュでもいいというぐらい見応えのある力量の推し量り合いだった。確かに今流のゲーム的なプロレスの攻防ではないが、これはプロレスの原点。それを4選手は10分間にわたって見せてくれたのである。

 そして10分が経過すると、諏訪魔が「プロレスやるぞ、バカヤロー」の怒声と同時に船木を場外に放り投げて、いわゆるプロレス的な試合に。それ以後の大技が次々に繰り出された躍動感溢れる攻防も見応え十分。飽きることのない30分だった。

 残り3分で諏訪魔&河野は武藤に集中攻撃。諏訪魔のラリアット→河野のダイビング・ニードロップ→諏訪魔のラストライドという流れになったが、最後のラストライドを武藤がフランケンシュタイナーに切り返したところで時間切れのゴング。どんなに攻め込まれても、最後の瞬間には自分が攻めているという場面を作り上げる武藤はさすが!

 ということでみのる&ケアvs長州&征矢も武藤&船木vs諏訪魔&河野にプロレスを堪能させてもらった昨日の後楽園だった。やっぱりプロレスは面白い!

投稿者 maikai : 2009年12月02日 13:24

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