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2009年07月06日

ファンへの感謝、そして“自由と信念”への誓い

 三沢さんのお別れ会(献花式)から一夜明けた昨日は、同じディファ有明でノアの選手会興行が行われた。会場はイスをビッチリ設置した1800人で熱気ムンムン。その熱い空間で選手たちはファンへの感謝の思い、三沢さんへの誓いとも思えるイベントを創り上げた。

 試合は12選手参加のロイヤル・ランブル、そしてファンの綱引きによって組み合わせが決まるシングル6試合。しかもシングル戦は完全決着ルールというもので、三沢社長は森嶋選手会長にこのアイデアについて快くGOサインを出していたという。

 イベントの進行には選手会のアイデアとしてスクリーンがフルに活用された。森嶋の挨拶、第1試合のロイヤル・ランブルの抽選会の様子も流して選手の素顔を見せ、試合前には各選手の試合前の意気込みを流した。また、お楽しみとして休憩明けには嚆矢のライブ、さらに選手&レフェリーの歌合戦も行われ、志賀&川畑のパンパーズが『兄弟船』を渋く聞かせれば、負傷欠場中の太田がお手製の獣神サンダー・ライガーのコスチュームで『怒りの獣神』を熱唱。トリはレフェリーのマイティ井上が25年前にリリースした『エマの面影』を歌い上げた。その甘い歌声はさすがプロ! 試合後には選手の愛用品のプレゼント抽選会も。

 注目のシングル6試合は①谷口vs金丸②森嶋vs彰俊③杉浦vs石森④ヨネvsロイヤル・ランブルの優勝者(雅央)⑤潮﨑vsKENTA⑥力皇&鼓太郎に。いずれも熱戦だった。谷口が新技の変形バックドロップで今日7日にデビュー13年を迎える金丸から金星を奪取。森嶋はバックドロップ2連発で彰俊を下すと、マイクで「齋藤さん、これからも一緒に頑張っていきましょう!」とエール。彰俊は「あの技で最後に勝負してくれたことに感謝しています。社長の最後の対戦相手なんで、もっともっと上に行きます!」と報道陣に誓った。

 セミとなった潮﨑vsKENTAのGHCヘビーvsジュニア王者対決は大勝負。共にどんなに追い込まれもフォールを許さず、決着がつかないのではないかと思われるほどの戦いになった。やはりこの2人の若き王者が今後のノアを牽引していくのだと実感した試合だった。

 全試合終了後にはスクリーンに三沢さんの姿が。これも森嶋選手会長の意向によるもの。そしてエンディングでは「三沢社長、今まで本当にありがとうございました。今後も社長が作ったプロレスリング・ノアの戦いを選手一同受け継いでゆく決意です。どうぞ見ていてください」という選手会一同のメッセージが浮かび上がり、ディファ有明には『スパルタンX』が鳴り響いた。

 今回の選手会興行は今まで、そしてこれからも応援してくれるファン、前日に花を持って駆け付けてくれたファンへの感謝、そして三沢社長のプロレスリング・ノア旗揚げの理想であった“自由と信念”に則って様々な企画を盛り込んだ心のこもった実にいい大会だったと思う。そして12日、ノアは後楽園ホールで新たな第1歩を踏み出す。

投稿者 maikai : 2009年07月06日 14:39

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