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2009年04月21日

『S-ARENA』の新風景

 昨日のサムライTV『S-ARENA』は新鮮だった。その前日の月寒アルファコートドームのノアの大会を早々に紹介できたからだ。秋山vs潮﨑のGHC戦、健介&森嶋vsバイソン&齋藤のタッグリーグ公式戦、反則OKのKENTAvs平柳、そして黒覆面の正体を巡ってのバックステージでのKENTAと石森のギクシャクした会話…などなど。

 こうやって映像で見ると、今のノアが激しく動いているのが実感できる。地上波放映が終了してしまったのは残念だが、個人的には『S-ARENA』内で紹介&コメントできるという楽しみが増えた。なお、この月寒大会は4月25日の23時~25時に初回放映がある。ぜひ、チェックを!

 というわけで、久々更新のダイアリーは番組宣伝のようになってしまいました…。

投稿者 maikai : 11:28 | コメント (0)

2009年04月16日

神無月+チーム246

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 水曜日のサムライTV『S-ARENA』はゲストMCが番組を進行する。先週のゲストMCは棚橋弘至…こうなると全日本も黙っていないわけで、昨日のゲストMCは武藤敬司! ではなく、お笑い芸人の神無月さん。そのパートナーを私が務めた。神無月さんいわく「きっと、(武藤)社長のことだから“面倒臭せぇよ。俺の代わりにカンちゃんでいいよ!”ってことじゃないですかね」。ウーン、有り得る話だ。

 で、ゲストは明日開幕の『2009ジュニア・タッグリーグ戦』に出場するカズ・ハヤシ&近藤修司のチーム246。2人は武藤が経営する和食店『麻布 武藤』から駆け付けてきた。チーム246の名付け親は2人のキューピッド役の諏訪魔で、由来は「諏訪魔が三茶とか246沿いに憧れているからですよ」(カズ)

 それにしてもチャンピオン・カーニバル終了から5日でのジュニア・タッグリーグ戦はカズにとってはハード。常に相手を研究してリングに上がるというカズは「まだ全チームの分析が終わっていないんですよ」と言う。

「チャンピオン・カーニバルにしても、対戦相手を徹底的に研究したし、優勝決定トーナメント進出が決定してからは、誰が勝ち上がってきても大丈夫なように研究しましたよ。それであの結果が出せた。僕の場合はぶっつけ本番のアドリブで勝負というのはないです。きっちり研究しなければ相手にも失礼だし、クオリティーの高い試合はできない。タッグリーグでも全日本ジュニアの試合のクオリティーをさらに上げていきますよ!」とカズ。

 コンちゃんは「いやあ、僕はアドリブ派なんで…」と苦笑していたが、その一方では「臨機応変に相手に対応してクオリティーの高い試合をします」と自信を覗かせていた。

 タッグリーグ戦は緻密+臨機応変のチーム246に注目だ!

投稿者 maikai : 11:50 | コメント (0)

2009年04月13日

春男カズ&覇者みのるのプライド

 昨日はJCBホールでチャンピオン・カーニバル優勝戦のテレビ解説。優勝決定トーナメントに勝ち残ったのはAブロック=武藤敬司、カズ・ハヤシ、Bブロック=小島聡、鈴木みのる。Aブロックでは三冠王者の高山善廣が脱落、Bブロックでもみのる、小島に勝ち、諏訪魔と引き分けとトップを走っていたケアが浜、ゾディアックに連敗してまさかの脱落、前年覇者の諏訪魔もスタートの小島戦でつまずき、最終公式戦のみのる戦で脱落という大混戦だった。

 こういうリーグ戦では、神が降りてくる。06年のケア、昨年の諏訪魔がそうだったし、優勝こそ逃したものの去年の棚橋も神がかっていた。今年はカズである。

 カズについては開幕戦の中継の際に鍵野アナに「注目選手は?」と聞かれて真っ先に名前を挙げたが、それは正直言って「大物食いをしてくれるだろう」程度のもの。まさか優勝戦線に残るとは思っていなかった。

 実際、今回のカズは素晴らしかった。4・5後楽園の開幕戦でも客席が爆発したのはカズがジョー・ドーリングを撃破した瞬間だったし、4・9大阪で武藤に勝ったのも見事。文字にしてしまえばシャイニング・ウィザードをかわして、すかさずエビ固めという単純な逆転勝利になってしまうが、そのシャイニングのかわし方…というよりも、いなし方は名人芸と言っていいものだった。

 昨日の準決勝で小島のラリアットをかわしての丸め込みにしても単なる逆転技ではない。ラリアットをかわすにしても当たる寸前…ギリギリでの見切りだし、その後の丸め込みのバリエーションも豊富。「これがダメなら、あれを…」と新しい入り方でくるから相手は対応しきれない。その反射神経と運動神経、発想力はカズならではだ。優勝戦ではみのるのゴッチ式パイルドライバーに沈められたが、あの策士みのるの裏をかき、本当にスリリングな試合を見せてくれた。

 カズは天才肌に見えて努力の人。その場、その場のアドリブでファイトしているのだと思ったら、対戦相手を徹底的に研究しているのだという。今回の春の祭典は、そんなカズの努力の積み重ねが結果になって表れたと思う。研究したものをちゃんと試合で出せる能力があるのだから天才+努力。こうなれば結果が出て当然である。今年の春男はカズ・ハヤシで決定だ。

 そして優勝した鈴木みのる。彼の勝負への執念も見事というしかない。開幕戦で盟友のケアに敗れ、中盤戦の4・9大阪では小島に敗れた。それでも公式リーグ戦を突破して遂には優勝。昨日、みのるは首にテーピングをしていたが、それも優勝への執着の表れ。サポーターさえ嫌がる男が万全を期するためにテーピングしてきたのだ。武藤の動きを読み、優勝決定戦ではカズとの読み合いから強引に自分の戦いに引き寄せた。フリーの身、しかも強さを全面に出しているみのるは結果を出さなければ生き抜けないのである。

「チャンピオン・カーニバルは予選会じゃねぇんだ・この優勝自体に意味がある。馬鹿にしてんのか!? 全国を何時間もかけて走り回って、あちこち怪我しながら、身と心を削ってリーグ戦やってきてんだ」

 三冠挑戦について聞かれたみのるはこう答えた。そこには春の祭典を制した男のプライドがあった。

PS.このところパソコンの調子が悪くてダイアリーを更新できなかったので、ノア4・11後楽園で感じたことは今週更新のプロレスコラムで書きます。

投稿者 maikai : 11:47 | コメント (0)

2009年04月07日

大阪プロ10周年にあの男が!

 ドラゴンゲートが3・22両国で10周年興行を行ったが、大阪プロレスもこの4月で10周年を迎える。気がつけば旗揚げメンバーはブラックバファローとくいしんぼう仮面の2人だけだから時の流れというものを感じる。

 大阪プロは4月29日に大阪・松下IMPホールと5月20日に後楽園ホールで10周年記念大会を開催することになっており、その宣伝のために昨日、サムライTV『S-ARENA』に現・大阪プロレス王者のビリーケン・キッドが来てくれた。ビリーケンは02年2月に大阪プロに登場したが、ルーツはメキシコ。貯金をしてメキシコに渡ってプロレスラーになった。帰国後は別の名前でインディー団体でファイト、そして大阪プロにスカウトされた苦労人なのだ。その男が今やトップに立っているのだから、立派なサクセスストーリー。「人に歴史あり」である。

 さて10周年記念大会の注目は、もはや2度と大阪プロに上がることはないと思われていたディック東郷の参戦が決定したこと。東郷は2000年に11月に大阪プロを離脱しているのである。

 その東郷は4・29大阪でタイガースマスク&ブラックバファローと組んでビリーケン・キッド&アジアン・クーガー&ツバサと対戦、そして5・20後楽園ではビリーケン・キッドとノンタイトルながらシングルで激突することが決定した。ビリーケンと東郷は大阪プロで入れ違いになっているから、本来ならば絶対に交わることがなかったはずなのだ。メキシコ時代に1度だけ東郷に会っているビリーケンにとっては感慨無量だろう。現在進行形の大阪プロの王者・ビリーケンと大阪プロレス黎明期を支えた東郷の激突は必見。東郷の参戦によって分断されていた大阪プロレスの歴史が1本の線としてつながる!

投稿者 maikai : 13:41 | コメント (0)

2009年04月06日

春の祭典開幕!

 昨日の東京はプロレス・デー。午後12時からDDTの後楽園ホール、午後5時から新日本の両国国技館、午後6時半からは全日本の後楽園ホール。頑張って3大会をハシゴした人もいるのではないか。

 私は全日本・後楽園の『チャンピオン・カーニバル』開幕戦のGAORA中継の解説があったので、やむなく新日本・両国はパス。田上&平柳の師弟コンビ、石森が出場するDDTには行きたかったが、解説の仕事に専念するためにこれもパス。実際、私の選択は正解だった。『チャンピオン・カーニバル』がどれも熱戦で、珍しく喉が枯れてしまうほどだったからだ。

 今年の春の祭典はハッキリ言ってメンバーは地味め。昨年は棚橋の参戦が注目されたが、今年はレギュラー・メンバーでの戦いになっていて、目新しい存在は新・三冠王者の高山だけ。だが、普段から鎬を削っているメンバーによる戦いだけあって中身は非常に充実している。

 昨日行われた公式戦は浜vsゾディアック、西村vs真田、カズvsドーリング、ケアvs鈴木みのる、小島vs諏訪魔、武藤vs高山の6試合。

 浜vsゾディアックは、3・14両国でスタミナ不足&足腰の弱さを露呈した浜がどこまでやれるか注目だったが、絵に描いたような完璧なリョウタハマー(ジャックハマー)で大金星、真田は西村に敗れてしまったものの、「何が何でも勝ちたい!」という気迫を全面に出していて好感が持てた。

 後楽園ホールが爆発したのはカズvsドーリング。ジュニアvsスーパーヘビーのウェイトを度外視した組み合わせはプロレスの面白さを表現するには打ってつけの試合だが、巧者カズはそれを見事に体現。ドーリングのパワーに圧倒されながらも裏をかく戦術を駆使して最後はパワープラント! 2・6後楽園の丸藤戦に続いて大カズ・コールになった。

 上位3試合は得点争いを抜きにしても大勝負。ケアvsみのるはGURENTAIの同門対決だが、歴史を紐解けば06年大会の準決勝と同じカード。この時はケアが勝ち、勢いに乗ったケアは優勝決定戦で諏訪魔を破って初優勝。さらに同年7・3大田区で小島を破って三冠王者にもなった。ケアにとって、みのるはブレイクのきっかけになった相手なのだ。そして、そのケアから同年9・3札幌で三冠を奪ったのがみのるだった。みのるにとってもケアは全日本で確固たる地位を築くきっかけとなった相手なのだ。

 さて、昨日の試合だが、同門対決のムードは微塵もない。みのるはいつもの“性格の悪いみのる”だったし、ケアにしても妥協なし。最後はケアが滞空時間の長い垂直落下式のTKO34thの2連発で勝利したが、タッグを組んでいるだけに深い読み合いがある濃い試合だった。

 小島vs諏訪魔も因縁のカード。06年1月に諏訪魔がヴードゥー・マーダーズ入りしたのは「正規軍にいたら、いつまで経っても小島の上に行けない」というものだったし、同年のカーニバル準決勝では諏訪魔がリングアウト勝ちして小島の優勝戦進出を阻止した。また、諏訪魔がブードゥーを離れて正規軍に戻るきっかけになったのも小島がブードゥーに加入してエース格になったことだった。

 この公式戦は“ぶっ壊しファイト”を自らのスタイルとして確立しようとしている諏訪魔がスタートからスタミナ配分、組み立て、駆け引きなど一切なしに攻めまくった。諏訪魔のナチュラル・パワーに小島は防戦一方になり、自分の流れを作れない。最後こそ小島のラリアットが諏訪魔を粉砕したが、諏訪魔の“オレ流”が今回の春の祭典でどこまで通用するか見ものだ。

 メインは武藤vs高山のシングル初対決。この2人は2月シリーズ中にタッグで3回、新日本vsUインター時代もタッグで2回対決しているだけだ。先の3・14両国で高山がムタから三冠王座を奪取した試合は除外していいだろう。この注目の初対決は武藤が心理戦で高山を攻略した。開幕前に腰を痛めて、不安材料を抱えたまま臨んだ武藤だったが、場外での前後からのシャイニング・ウィザードでペースを掴んで、あとは徹底した足殺し。最後は96年10・9東京ドームでの髙田延彦戦を再現するかのように足4の字固めでレフェリー・ストップ勝ちした。当時、Uインターの若手の有望株として武藤vs髙田戦を見ていた高山としては、一番嫌な負け方だったはずだ。天才児・武藤は開幕戦で三冠王者・高山に精神的なダメージを与えたというわけだ。これが今後の公式戦にどう影響するか…。

 という具合に今年も熱い春の祭典。なお、昨日の開幕戦は今日23時30分~27時にGAORAで放映されるので、ぜひ、ご覧下さい!

投稿者 maikai : 11:44 | コメント (0)

2009年04月03日

紅白プロレス合戦

 昨日は月曜のサムライTV『S-ARENA』での大鷲透との約束通りに新木場の紅白プロレス合戦へ。

 このイベントは紅組と白組のキャプテンが参加選手を両軍に振り分けて勝ち星を競うというもの。つまりは紅白歌合戦のパクリというわけだが、選手の振り分けによっては、普段は見ることができないタッグチームも生まれたりするわけで、一夜完結で楽しめるものになっている。なお、時間切れ引き分けの場合は観客が手に持った紅白のバルーンスティックのどちらかを挙げて判定。その数を数えるのは紅白歌合戦でもお馴染みの『野鳥の会』。会場に着くと、いきなり大鷲から「これ、よろしくお願いします」と双眼鏡&カウンターを渡され、私も『野鳥の会』のメンバーにさせられてしまった。ちなみに昨日は引き分け試合がなかったため、『野鳥の会』の出番はなし。双眼鏡をぶら下げているだけというのは、かなり間抜けな図だった…。

さて、昨日の大会では犬猿の仲の大鷲とバラモンケイが同じ紅組になってタッグを結成。最初こそ反発し合っていたものの、ケイがアントーニオ本多&ツトム・オースギに攻め込まれると、まるで闘龍門のメキシコ修行時代に戻ったかのように自然と息を合わせた。観客もケイに声援を送るという有り得ないシチュエーションに。試合後にはメキシコ時代の思い出を語り、「ケイちゃん」「トオルさん」と呼び合ういいムードに。

最後の最後でケイが裏切るというのはお約束通りの展開だったが、一夜限りの大鷲&ケイのタッグチームは魅力的だった。

 まあ、全体的な印象は各選手がプロレス頭をフル稼働したお笑い系イベント。そこにシビアなファイトも盛り込んでサビを利かせるという感じか。でも飯伏と忍の相撲マッチは、ちょっと度が過ぎていた。やっぱり親子連れでも安心して楽しめるイベントにしなければいけないし、最低限の品格は必要だと思う。

「方向性を見失って暴走しだしたら、軌道修正する重要な役目を担っている」という大鷲実行委員長、そこのところをくれぐれもよろしく!

投稿者 maikai : 11:49 | コメント (0)

2009年04月02日

Gスピリッツ第11号情報PART6=実録・国際プロレス

 意外に読者からのリクエストが多いのが国際プロレスについての記事。27年前の81年8月に崩壊しているだけに証言してくれる人物は少なくなっているのが実情だ。それでも何とかリクエストに応えようと、今回取材に協力してもらったのは現在プロレスリング・ノアのスタッフになっている元国際プロレス・リングアナの飯橋一敏氏。そう、維新力のお兄さんだ。

 飯橋氏が国際プロレスに入ったのは76年3月。時代的にはAWAとの提携が終わり、大剛鉄之助氏のカナダ路線になってから。東京12チャンネル(テレビ東京)が放映していたアクの強い国際後期である。

 吉原功代表の人柄、リング内外の国際の実情、アクの強い外国人レスラーたち、時代が早過ぎたと言われる斬新な戦略、全日本や新日本との対抗戦の舞台裏、そして最終興行となった81年8月9日の北海道・羅臼大会の思い出など、たっぷりと語ってくれた。とにかく国際プロレスは深いですぞ!

PS.流通に関しての書き込みがありましたが、私はライターとして関わっている立場なので何とも言えません。左のamazonをクリックして購入して頂ければと思います。

投稿者 maikai : 14:14 | コメント (0)

2009年04月01日

Gスピリッツ第11号情報PART5=輪島&カブキ対談

 昨年12月発売の第10号でご好評を頂いたのが輪島大士インタビュー。それが今回の輪島さんとカブキさんの対談につながった。インタビューの最中にカブキさんの話題が出て、取材終了後に「カブキさんに会いたいねえ。今、飯田橋でお店をやってるんでしょ? 連絡取れませんか?」と輪島さん。早速、カブキさんに電話入れるとトントン拍子に話が決まった。

 輪島さんにとってカブキさんはプロレスの先生。私は当時、週刊ゴングの全日本プロレス担当記者だったので2人の関係を間近で見ていたが、振り返るとカブキさんは職人気質の厳しい人であっても、輪島さんに対しては横綱のプライドを傷つけないように配慮しながら指導していた。そして輪島さんはカブキさんに「アメリカで成功した凄い人なんだ」と純粋に敬意を示して指導を受けていた。そんな関係だったから、20年以上経った今になっても笑顔で会えたのだろう。

 今回の対談では、カブキさんが輪島さんの良さをいかに引き出すかを考えて試合をリードしていたか、そしてそれに必死に食らいついてプロレスを覚えようとしていた輪島さんの当時の様子が自然な形で語られている。

 カブキさんのような人がいたからこそ、輪島さんにとって短いプロレスラー生活も青春のいい思い出になっているのだと思う。

「相撲も厳しいけど、プロレスも違った意味で厳しい世界でしたよ。だから僕はプロレスのことを云々言う人間には“そんな甘い世界じゃない。みんな命懸けてやっているんだ”って反論するんですよ」が輪島さんの口癖である。

投稿者 maikai : 12:18 | コメント (0)