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2009年03月15日
現に戻されたムタ
昨日の両国におけるグレート・ムタと高山善廣の三冠ヘビー級戦は会場、あるいはテレビでご覧になった方々にはどう映っただろうか?
ハッキリ言ってムタの試合は解釈が難しい。そこには独特の世界があり、極端に言ってしまえば相手が誰であっても同じ。楽しめるか楽しめないかは紙一重なのだ。実際、純粋に“いい試合”はなかなか無いというのが本当のところである。
昨日の試合のテーマは「帝王・高山が魔界をぶっ壊せるか?」に尽きた。ゴングと同時にムタ独特の間合いを無視するかのようなドロップキック。これはよかった。だが、場外戦になるや、たちまちムタ・ペースに。「高山もこのままズルズルと魔界に引きずり込まれるのか…」という空気が両国を支配したが、思わぬ展開が待っていた。高山のイス攻撃を受けたムタのフェースマスクが壊れてしまったのである。いや、壊れたというよりも流血したムタが自ら外してしまったというのが正解かもしれない。
これが、この試合のハイライトだった。昨日のムタはチャイニーズ・バージョン。左右の側頭部には現世を離れる始皇帝を守るために遺体とともに埋葬された兵馬俑(へいばいよう)がデザインされている。これが高山のイスによって破壊されてしまったのだ。ムタを守ってくれる者はいなくなった…。
フェースマスクを失ったことで武藤敬司、グレート・ムタに続く“第三の人格”が出現するのかとも思ったが、残念ながらそこにいたのは“素の武藤敬司”。ペイントと血で赤く染められたムタの戸惑いの表情、落ち着かない目を見ると、それはムタではなく武藤敬司だった。魔界から現(うつつ)に戻されたムタにもはや勝ち目はない。高山の完全勝利だった。
果たしてムタは再び魔界の住人に戻れるのか? ムタの新たなストーリーの始まりを予感させる昨日の三冠戦だった。
投稿者 maikai : 2009年03月15日 11:20
コメント
元WWEのテスト氏がフロリダの自宅で亡くなられたようです。
小佐野氏の日記にも書いてありましたが、先月日本で試合をやって個人的には今年日本の団体にも参戦するのかなと思ってた矢先に…。
ご冥福をお祈りします。
投稿者 一般人 : 2009年03月15日 18:45
コメント失礼致します。メインの試合を映像で見ましたが、マスクを外されたムタの目は紛れもなくかつてのペイント時代のムタの目と同じでした。毒霧を吐いた後にフラフラとしながらぼんやりと宙を見つめる表情なんかも記憶にある姿と重なりました。私個人的には本当の意味でのムタ復活の片鱗が垣間見えた気がします・・・。あと昔は“地獄”だったのにいつから“魔界”になったのでしょうね。
投稿者 masakit : 2009年03月17日 22:06