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2009年03月12日
潮﨑のアメリカ修行の成果を実感!
昨日はディファ有明で第23回プロレスリング・セム。私が注目していたのは潮﨑豪vs起田高志だった。
昨年12月の凱旋帰国以来、小川良成、佐野巧真、本田多聞、力皇猛、バイソン・スミスらのトップクラスをシングルで撃破して、GHCヘビー級王座への挑戦をアピールしている潮﨑。ハッキリ言って、上の選手に向かっていく分には結果を出すだけで評価されるし、相手の懐に飛び込んで行って必死さが見えれば評価される。では、自分よりキャリアの浅い選手と対戦した時にどんな試合をするかというポイントに興味があったのだ。
今の潮﨑は勢いはあるものの、ハッキリ言ってファンから「強い!」という信頼感を得るまでにはいっていない状況。ここで起田を引き出すファイトをやったら「新人に追い込まれる程度なのか」と誤解されかねないわけだ。かといって一方的に勝ったところで「自分勝手な試合しかできないのか」とも言われかねない。結構、難しいシチュエーションでの試合である。
だが、潮﨑は見事な試合をやってのけた。起田得意のタックルの連発に微動だにせず、チョップ1発でぶっ倒すや場外戦に持っていて荒々しく攻めたて、コーナー最上段からのダイビング・ショルダーを手刀で叩き落とすなど、まるで格の違いを見せつけるシビアなファイトで5分過ぎまで一方的な展開。その後、必死になった起田のジャックハマー、ダイビング・ボディプレスを食う場面もあったが、まったく危ないという感じがしなかったのだ。
どんなに起田が食い下がっても、いつでもフィニッシュに持ち込めるという感じで、10分経過のアナウンスがあったと同時にキレのあるトラースキックからロープに走ってのラリアット!
まず一方的に攻めることによって起田を必死にさせてその力を引き出し、その上で完璧なフィニッシュという見事な横綱相撲、いや、横綱レスリングだった。
考えてみれば潮﨑はアメリカ修行時代にFIPとWLWの世界王者になった時には「英語もあまり話せない自分がどうやって団体のベルトを面白くできるだろうか?」と冷静に考えていた男。常に、その試合その試合における自分のテーマを考えているのだろう。約10ヵ月のアメリカ修行は、想像以上に潮﨑のプロレスラーとしての幅を大きくしている。それを実感させられた昨日の起田戦だった。
投稿者 maikai : 2009年03月12日 13:26