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2009年03月04日
武藤ワールドは完成形へ
最近はあまり全日本について書く機会がなかったが、今年に入って以前にも増して前向きな攻めの姿勢を打ち出していると感じる。
選手それぞれにテーマがあって、シリーズを通してドラマがあり、それが最終戦で結実したと思ったら次の展開が生まれるというのは武藤・全日本ならでは。武藤がデビュー11ヵ月で初めてフロリダに修行に出された時に「プロレスは紙芝居だ!」と感じたというが、武藤・全日本はまさに紙芝居のように展開されていく。
そして今年に入って特に力を入れていると思われるのが後楽園ホール。「後楽園はビッグマッチの前哨戦大会ではない」ということをアピールするように1月2&3日はアジア・タッグ王座決定トーナメント、2月6日には3・14両国まで温存すると思われた丸藤vsカズの世界ジュニア戦を持ってきたし、先日の3・1開幕戦もアジア・タッグ、世界タッグ王座挑戦者決定戦、ムタの後楽園初シングルマッチ、西村vs高岩のNKPWA世界戦というラインナップ。さらには土方がマスクマンの歳三に戻ってVM入りするというサプライズもあった。
常にドラマがあって、しかも出し惜しみしないのだから、面白くないわけがない。来たる3・14両国ではムタvs高山の三冠戦、みのる&ケアvs諏訪魔&近藤の世界タッグ、カズvs稔の世界ジュニアの3大タイトルマッチに加えて、長州が実に22年ぶりに全日本に登場して高岩とタッグを組んで因縁の西村(パートナーは征矢)と激突、また曙&浜の相撲コンビ実現、TARU&ヘイト&歳三の新生VMとF4の激突と楽しみなカードがズラリ。それも、シリーズを通してのドラマを経ての試合になるはずだから興味も増してくるはず。
今の全日本には「何かが起こるはず」「きっと面白い展開が生まれるはず」というファンの信頼感があるのが強み。武藤ワールドはもはや完成形の域に達していると言ってもいいのではないか。
3月14日は、ファンの皆さんが全日本プロレスを、武藤ワールドを堪能できるように、私も心してテレビ解説をやろうと思っている。
投稿者 maikai : 2009年03月04日 21:28