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2009年03月31日

Gスピリッツ第11号情報PART4=風間ルミの女気

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 本日発売になったGスピリッツ第11号。今号も我々スタッフ&ライターにとっては丹精込めた自信作なので、ぜひ、購入してジックリと読んで頂きたいと思う。

 さて“総力特集=禁断の対抗戦 その時、何が起きた?”では、Gスピに女子プロレスラーが初登場。いや、正確には元女子プロレスラーだ。それはプロレス業界初の女性社長兼レスラーとして注目を浴びた風間ルミである。

 1992年女子プロレス界は戦国時代を迎えた。全日本女子プロレス、ジャパン女子プロレスの2団体時代から、ジャパン女子が分裂してJWPと風間率いるLLPWが誕生したのである。またFMWでは女子部門が確立されつつあった。

 そして対抗戦時代に突入するのだが、ドン尻で旗揚げしたLLPWは特異な存在だった。ハッキリ言って、女子プロ界から煙たがられている雰囲気で、全女と他の団体の対抗戦はお互いに認め合う交流戦的なあったが、LLPW絡みになると、なぜか全女は明らかに上目線で潰しにかかったのである。特に北斗晶とLLPWの抗争は男女含めて、対抗戦の歴史に残る凄まじさで、選手たちのナマの感情が爆発していた。

いかに全女との対抗戦がデンジャラスだったか、最後には上目線だった全女に全面対抗戦で勝ち越すところまで持って行ったLLPW選手たちの気概、ジャパン女子から道が分かれてしまったJWPの選手たちに対する想いなど、様々なことを聞き出すことができ、内容の濃い記事になったと自負している。

投稿者 maikai : 12:37 | コメント (0)

2009年03月30日

スタートライン

 崔領二がやってくれた。昨日の靖国神社相撲場における奉納プロレスで大谷晋二郎を下して世界ヘビー級王者になったのだ。

 正直、私はこれまで崔に歯痒さを感じていた。190センチという恵まれた体、何となく前田日明を彷彿とさせるギラリ感がありながら、ここぞというところで集中力に欠けて結果を出せないという印象を持っていたからである。

 だから、今回のタイトルマッチに向けて「ベルトを獲って時代を変える」と発言した時も、私はサムライTV『S-ARENA』で「ベルトを獲っただけでは時代は変わらない。ベルトを獲った後にどうしていくかの覚悟と自覚が必要」と辛口のコメントを出した。 これに対して崔は見事に答えを出してくれた。

 奉納プロレスは花見とプロレスを楽しめる恒例イベント。ほのぼのとした雰囲気で「やっぱりプロレスの原点は大衆娯楽なんだなあ」と思わせてくれる大会だが、観客の集中力が散漫になってしまう一面もある。そんな中で大谷vs崔は見事に観客の視線を釘付けにした。そして崔のモチベーションの高さがビンビン伝わってきた。今までの崔は、いいところまでいっても、途中でガタガタと崩れてしまうケースが多かったが、昨日は大谷がどんなに畳みかけてきても跳ね返した。最後もドラゴン・スープレックスの連発、スパイラルボムを凌いでのシドマス、スカイキック! 本当に崔の「何が何でもベルトを獲る!」という一念がもたらした勝利だったと思う。

「スタートラインだっていうのはわかってます。いろいろ言われると思うけど、とにかくスタートラインに立たないと始まらない。ゼロからの第一歩ですよ。チャンピオンになっただけじゃ駄目、大谷さんを倒しただけじゃ駄目。“ゼロワンは変わったね”と言われるチャンピオンになりたいと思います。プロレスは人生だと思うので、精一杯、悔いのない人生を送りたいと思います。いつか、俺らに憧れてプロレスに入ってくるだろう若い人とたちに背中を見せていきたい」という言葉は、私の辛口コメントに対する答えのようにも聞こえた。

 4・29後楽園では関本大介の挑戦を受けることが決定。ゼロワンは確実に去年の新日本との対抗戦一色のムードから新しい段階に入った。これから崔がゼロワンをどんなカラーに変えていくか、じっくりと見守りたい。とりあえず初めの一歩、おめでとう。

投稿者 maikai : 10:39 | コメント (0)

2009年03月29日

Gスピリッツ第11号情報PART3=53年前の対抗戦

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 今回の“総力特集=禁断の対抗戦 その時、何が起きた?”では今から53年前の対抗戦…昭和29年(1956年)10月に日本プロレス協会、山口道場、アジア・プロレス協会、東亜プロレス協会の4団体で争われた『ウェイト別日本選手権』にもメスを入れている。

 その証言者はジョー樋口さん。レフェリーとしてのイメージが強いジョーさんだが、それ以前には全日本プロレス協会(のちの山口道場)からデビューしたレスラーだった。ジョーさんは『ウェイト別日本選手権』のライト・ヘビー級部門に山口道場代表として出場しているのだ。

 当時を取材したマスコミが誰もいなくなってしまった今、ジョーさんの証言は貴重。また、黎明期の日本プロレス界事情も語ってくれている。ジョーさん提供の秘蔵写真の数々にも注目してもらいたい。

投稿者 maikai : 09:59 | コメント (3)

2009年03月28日

Gスピリッツ第11号情報PART2=村上和成の知性と狂気

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 今回、“総力特集=禁断の対抗戦 その時、何が起きた?”の取材にあたって嬉しかったのは、07年7月16日の後楽園ホールにおける『火祭り』開幕戦で大谷晋二郎と対戦した際に頭部裂傷及び挫傷の重傷を負って以来、実戦のリングから遠ざかっている村上和成に久々に再会できたことだ。

 あまり知らなかった頃は「プッツン・キャラとは裏腹に凄く礼儀正しい人だな」と思っていた程度だったが、BMLの社長になってからは自然と話をする機会が増え、その中で知的な部分に惹かれるようになった。あのイッてしまったような狂気と知性はどうやって同居しているのだろうか…いつかちゃんとしたインタビューをしてみたいと思っていたのがGスピリッツで実現したのである。

 しかも、今回の対抗戦というテーマは村上にピッタリ。UFOとしてのvs新日本、BMLとしてのvs新日本、あるいは個人としての三沢、力皇、丸藤らとのvsノアはもちろんのこと、師匠だった猪木、佐山聡、小川直也、前田日明に植えつけられたものなど広範囲にわたって聞いている。あの小川vs橋本のセメントマッチの裏側、試合後に新日本の選手にボコボコにされて救急車に運ばれた時の状況や感情も赤裸々に語ってくれた。

 拓大柔道部から始まって和術慧舟會で総合デビュー、アメリカの『エクストリーム・ファイト』で金網に入り、『PRIDE1』にも出場した村上の根っこはプロレスラーではなく、命のやり取りをする喧嘩屋。そんな村上の対抗戦観は明らかにプロレスラーとは違う。

 知的に喋っていたかと思うと、狂気を感じさせる言葉も飛び出すというのが村上和成という男。知性と狂気のバランスが絶妙なのだ。それは31日(火)発売の誌上にて!

投稿者 maikai : 14:54 | コメント (0)

2009年03月27日

大日本に新スター誕生の予感

 不思議なもので、ある団体に1回行きそびれると、その後もスケジュールが重なったりして、その団体になかなか行けなくなってしまうケースが多い。最近ではドラゴンゲート、DDT、大日本だ。

 そんな中、昨日は今年初めての大日本。デスマッチ王者はシャドウWXから宮本裕向に変わっていて、何だか浦島太郎の気分だった。

 久々の大日本・後楽園は客入りが寂しかったが、それを吹っ飛ばしてくれたのがメインの宮本&佐々木貴vs竹田誠志&木高イサミの最侠タッグリーグ公式戦。竹田&イサミの提案でロープ2面に蛍光灯、対角線の2コーナーにそれぞれ有刺鉄線ボード、蛍光灯ボードを設置したデスマッチによる激突だ。

 この試合には宮本とイサミのドラマがある。2人はかつてヤンキー二丁拳銃なるコンビで大日本のデスマッチに参入した間柄。だが、07年5月にイサミは頸椎椎間板ヘルニアによって引退の危機にさらされた。医師は引退を勧告したが、イサミは「まだ、やり足りないことがある」と復帰を決意、それに対して宮本は「待っている」とエールを送った。その後、宮本は佐々木貴とのデスマッチで一気にステップアップ、昨年5月にイサミが復帰を果たした頃には、宮本は大日本のトップの一員になっていて完全に差がついていた。そして、今では宮本はチャンピオンである。そんな経緯があるから、ファンのイサミに対する声援は熱っぽかった。そしてイサミはそれに応えた。血ダルマになりながら、かつての盟友・宮本にどこまでも食い下がったのである。

 そしてSTYLE-Eの竹田の頑張りだ。総合格闘技で実績を上げる一方でプロレス、大日本のデスマッチへの憧れが強い異色の男だが、その地力がデスマッチで見事に活かされている。デスマッチというとアイテムの使い方等、プロレス頭が大きなウェイトを占めるが、竹田にはそれにプラスして総合で鍛え上げた技術&体力がある。“ここ一番!”で踏ん張れる地力を持っているのだ。最後、宮本をジャーマン・スープレックスで仕留めるという大仕事をやってのけたが、あれだけ流血しながら、勝負どころでのスパートは目を見張るものがあったし、お手本のような完璧なジャーマンだった。結果、後楽園ホールは大歓声に包まれた。

「STYLE-Eも大日本プロレスも大好きだけど、デスマッチを愛してます!」と叫んだ竹田。

 かつて佐々木貴が、宮本裕向が一気にブレイクしたように、今年は竹田が来そうな気がする。

投稿者 maikai : 09:59 | コメント (0)

2009年03月26日

ハッスルに新風を吹き込む2人の男

 今年に入って客足が落ち、インリン様のギャラ未払い問題というスキャンダルもあって逆境に立たされている感があったハッスル。そんな中、昨日の後楽園ホールは“大変革”をテーマに開催されたが、確かに春風が吹き始めたことを印象付ける大会になった。

 新たな風を呼び込んだのはプロレスリング・ノアの志賀賢太郎。何と『2代目モンスター℃オーディション』に参加したのである。お笑い芸人の猫ひろし、ファンの少年、ケータイ小説『ラブ&ハッスル』の作者・泉忠司氏、『第2のインリン様オーディション』で存在感を示した小林まり枝嬢と共にオーディションに参加して、バトルロイヤルを敢行。最後は学生時代に三沢キャラでチャンピオンになったこともある泉氏の顔面に二―ドロップを叩き込んで優勝、見事に2代目モンスター℃を襲名することになったのだ。

 アン・ジョー司令長官の「さすがノアだけはガチですね!」の突っ込みに爆笑が起こり、髙田総統も「本当にいいの? 入ったら、ノアのことをいろいろイジっちゃうよ。こっちには箱舟に乗り損ねた男もいるんだよ」と、早くもノアをネタに。矢野アナウンサーの「この喜びを誰に伝えたいですか?」の問いに志賀は「自分のわがままを聞いてくれた三沢社長に」と答えて大歓声を浴びた。

 この志賀のハッスル参戦については賛否両論が渦巻くと思う。ただ、デビュー15周年にして“未知の領域”に足を踏み入れた志賀は実にいい顔をしていた。自分の新しい可能性に目を輝かせていたという感じか。

 何事にも生真面目に取り組む志賀がハッスルという新しい舞台で今までとは違う輝きを見せてくれることを祈らずにはいられない。

 そしてもうひとり新風を吹き込んでくれたのがアラン黒木だ。大会終了後に「今回でアラン黒木の仕事はもう終わり。次からはマグナムTOKYOとして戦っていくぜ!」と宣言したのである。

 マグナムTOKYOは闘龍門、ドラゴンゲートにあっても華やかなキャラとして圧倒的なオーラを放っていた。あのキャラクターはスポーツ・エンターテインメントに打ってつけ。マグナムTOKYOが復活したら、ハッスルの空気そのものを変えてしまうのではないかと思う。この春からのハッスルはマグナムTOKYOに注目である。

投稿者 maikai : 10:03 | コメント (2)

2009年03月25日

Gスピリッツ第11号情報PART1=三沢光晴インタビュー

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 Gスピリッツ第11号の発売(3月31日=火)まで、あと6日。ということで今日は“総力特集=禁断の対抗戦 その時、何が起きた?”の中から三沢光晴インタビューについて書かせてもらおう。

 三沢というと全日本純血の四天王プロレスのイメージが強いが、実は数多くの対抗戦をやっている人物。タイガーマスク時代にはジャパン・プロレスとの対抗戦の中で小林邦昭と抗争を繰り広げたり、長州力とシングルマッチをやっているし、天龍と組んで90年2月10日の新日本・東京ドームにも全日本代表として出陣した。

 そしてノアを設立してからは三銃士を始めとした新日本系の選手、小川&村上のUFOなどとの対抗戦をさり気なく、自然体で実現させてきているのだ。

 そんな三沢へのインタビューは、私にとって実に2年4ヵ月ぶり。三沢という男は飾った発言をしないからインタビュアー泣かせでもあるのだが、自分の気持ちを正直に、ストレートに…つまり“ぶっちゃけ”で話してくれる。私自身はそんな三沢の語り口が結構好きだ。ポツリポツリと語ってくれたこのインタビューによって、対抗戦を通しての三沢のプロレス観、そして三沢の持つ独特の空気が読者に伝わってくれればいいと思っている。

 三沢のさり気ない一言一言に含まれている意味を噛みしめながら読んでいただきたい。

投稿者 maikai : 12:58 | コメント (0)

2009年03月24日

注目はバンビ様!?

 昨日のサムライTV『S-ARENA』には本日24日、新木場でプロデュース興行を行うK-DOJOのΩ(オメガ)のメンバー、火野裕士、大石真翔、旭志織、バンビの4選手がPRにやってきた。

 ΩはK-DOJOで最大勢力と言っていいユニット。94年11・13東京ベイNKホールの平成維震軍の旗揚げ興行をビデオで観て「俺たちもやろう!」と今回のプロデュース興行を思い立ったという。

 さて、やってきたメンバーの中で最もインパクトがあったのはバンビ…いや、バンビ様。どうやら喋らないキャラクターのようで、気に入らない質問にはオーダーメイドの革製のムチで机をバッチーン! それは悪態をつきながらスタジオに入ってきた火野がビビるほどの迫力だった。歓喜の声(?)を上げながら、ムチで叩かれていたサスケは凄い!

 ちなみに1・31千葉でバンビ様とのシングルマッチに敗れて下僕になりながら、例の不祥事によってその役目を果たせずにいるサスケはファンとバンビ様に謝罪するために新木場に来場するという。バンビ様はサスケにタッグで2勝、シングルで1勝と3連勝を達成。今回の新木場ではTAKAみちのくと一騎打ちを行い“みちのくプロレス・レジェンドキラー”を目指す。

 Ωプロデュース興行のカードは以下の通り。考えてみれば、K-DOJOの新木場興行は今回が初めて。最近の興行は千葉中心になっているだけに東京で観戦するいいチャンスだ。

★新木場1stRING(試合開始19:30)
火野裕士&KAZMAvs真霜拳號
稲松三郎vsPSYCHOvsHardcore kid狐次郎
大石真翔&旭志織vs柏大五郎&ヤスウラノ
バンビvsTAKAみちのく
房総ボーイ雷斗&房総ボーイレフト&山縣優vs滝澤大志&ヒロ・トウナイ&関根龍一

投稿者 maikai : 09:38 | コメント (0)

2009年03月23日

金本浩二の大仕事

 昨日はドラゴンゲートの両国国技館初進出。思えば、その前身の闘龍門が日本に逆上陸を果たしたのは10年前の99年1月だった。当初の興行は闘龍門というプロレス学校卒業生の発表の場だったのが、団体になり、ドラゴンゲートという新体制になって、ここまで来た。専門誌以外にはあまり取り上げられないという現実の中でマスコミに頼らない戦略を考え、独自の価値観&世界観でファンを獲得し、両国にまで進出したのだから大したものだ。

 そんな記念すべき大会で私の印象に残ったのは、吉野からブレイブ王座を奪取して完全復活を宣言したCIMAとメインのドリームゲート戦で王者・土井成樹に敗れた新日本の金本浩二のふたり。

「この会社のことが好きだけど、ドラゴンゲートのパンダにはならない!」というCIMAの試合後の言葉からは“ドラゴンゲートの象徴”ではなく“リアルタイムのトップで在り続ける”という決意が感じ取られた。

 金本はメインの舞台で王者・土井に花を持たせることなく、容赦なく攻め立てた。14歳下の王者を圧倒して試合を支配したのである。ドラゲーという空間にあって、若々さで負けない金本はさすが。そして決して上目線ではなく、同じ目線で徹底的に攻め込んだことに好感が持てた。今回、ドラゲーの両国のメインを任されたことの意味と重要性を金本が理解して臨んでいたことは試合後のコメントでも明らかだ。

「土井は今日、大仕事をやってのけた。俺に獲られたらドラゲーは終わりや。ひょっとしたら、モッチーはこれを狙って俺を呼び込んだんじゃないかな。土井が俺に勝つなんて、不可能に近い。でも今日、土井が俺に勝ったということは、やっぱりモッチーがアイツにチャンピオンを植えつけようとして俺を呼んだんだと思う。俺、はめられたよ、モッチーに(苦笑)。ドラゲーがワンステップ上に行くために。やっぱり、認めなきゃしゃあないよ。あのフィニッシュ(マスキュラ―ボム)だけは何とか阻止しないとと頑張ったけど。やっぱり、このトシで元気があると思うけど、若さには勝たれへんのかな(苦笑)」

 金本はドラゲー側の真意がわかっていたからこそ、敢えて徹底的に追い込んだのだと思う。それで土井が潰れるなら、潰してしまおうというぐらいの気持ちだったはずだ。それがレスラーの気概というものである。

 数々の課題は残ったにせよ、土井は踏ん張った。それまでの展開はどうあれ、フィニッシュのマスキュラ―ボムは説得力十分。これは金本も納得だろう。

「ドラゲーのメインイベントという大役を果たして、俺はさらに上に行ったはずやから、新日本に帰ってもう一発頂点を目指す」とした金本は遅れて戻ってきた土井に「チャンピオン!」と声を掛けて、こうエールを送った。

「俺は、新日本のジュニアでもう一回頂点に立つから、ずっと(ドリームゲートを)防衛して。俺もジュニアのチャンピオンになって、もう1回。今度はダブルタイトルマッチでやろう。その時はよろしくお願いします」

 ちゃんとチャンピオンに対するリスペクトを示しつつ、エールを送ってくれた金本に対して、土井は「ありがとうございました!(ダブルタイトルマッチを)お願いします。絶対に守ります、このベルト!」と深々と頭を下げた。

 まだまだ発展途上の王者・土井にとって、この金本戦は今後の財産になるはず。実際、団体の垣根を越えて大仕事をやってのけたのは42歳のベテラン、金本浩二だった。

投稿者 maikai : 14:37 | コメント (0)

2009年03月21日

ルチャに屁理屈はいらない

 日墨友好400周年。ウルティモ・ドラゴンがプロデュースした昨日のZepp Tokyoにおける『ルチャ・フェスタ2009』は、メキシコ大使館が後援、メキシコの航空会社アエロメヒコがスポンサーになって、プロレス興行というよりはメキシコの大衆娯楽ルチャ、メキシコの文化を紹介するイベントとなった。

 客席には在日メキシコ人も多く、スペイン語が飛び交い、マリアッチが披露されるなど楽しい雰囲気がいっぱい。そしてルードに罵声を浴びせ、リンピオを応援し、ユーモラスな攻防に笑い、空中殺法に驚きの声を上げる。

 ルチャ・リブレがメキシコの人たちに根付いた娯楽であり、文化であることを改めて感じさせられた大会だった。そう、ルチャ・リブレに屁理屈はいらない。観たままに楽しめばいいのだ。それはプロレスというエンターテインメントの原点と言っていいと思う。

 個人的にはミゼットのマスカリータ・ドラーダのミスティコ以上の四次元殺法に驚嘆させられたし、試合後のおひねりが飛び交う光景には、かつてのユニバ(ユニバーサル・レスリング連盟)を思い出してジーンとくるものがあった。

 2月に左肘神経剥離の手術をしたウルティモ・ドラゴンは、実際にはかなり状態が悪いようだが、それを感じさせずに明るく大会を切り盛りし、試合もこなしていたのはさすが。久々にOKUMURAの試合を観られたのも嬉しかった。メキシコに渡って今年の春で丸5年…逞しく生き抜いている。

 というわけでハッピーな気分にさせてくれた『ルチャ・フェスタ2009』。こういう雰囲気を創り上げることができたのも浅井嘉浩だからだと思う。今後も日墨の懸け橋になって活動を続けてほしい。

投稿者 maikai : 10:59 | コメント (0)

2009年03月20日

これがGスピリッツ第11号です!

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携帯サイトにも出ましたので、3月31日(火)発売のGスピリッツ第11号の表紙と主な内容を発表します。


【総力特集】
禁断の対抗戦 その時、何が起きた!?
[証言]三沢光晴 坂口征二 村上和成 風間ルミ 大谷晋二郎 ジョー樋口

【スペシャル対談】
輪島大士×ザ・グレート・カブキ

【特別企画】
ジャイアント馬場 アメリカ修業時代の真実
ダニー・ホッジ回想録 “20世紀のパンクラティスト”
実録――国際プロレス 知られざる逸話が続出

【クローズアップ】
エル・ソリタリオ 追憶――遺品を本邦初公開
潮崎豪 次代のエース論

表紙には遂に三沢光晴が登場! 特集は“禁断の対抗戦”。やはり“禁断の”というのがミソです。


総力特集の中で私が担当したのは4人。誰を担当したのかは、これから発売日までにダイアリーで書いていこうと思いますが…ぶっちゃけ、それぞれにかなり興味深い話を聞くことができました。

もちろん総力特集以外にもスペシャル対談やら、特別企画にも関わっているので、そちらもお楽しみに!

投稿者 maikai : 10:17 | コメント (0)

2009年03月19日

マジメ人間TAKEMURAとステキな仲間たち

 今年に入って3戦目の全日本1・6ひたちなか大会で右肩を脱臼し、長期欠場を余儀なくされてしまった東京愚連隊のTAKEMURA。試合に出られなければ収入が途絶えてしまうのはフリー・レスラーの厳しい現実だ。そこで立ち上がったのが盟友のNOSAWA論外&MAZADA。「いやあ、好感度アップの売名行為ですよ!」と言いながら、昨日18日、新木場で『TAKEMURA AID』なるチャリティー興行を開催したのだ。

 出場した選手、レフェリー、リングアナはみんなノーギャラ。興行収益はすべてTAKEMURAの治療費に充てられる。リングで命のやり取りをしているレスラーたちのこういう時の団結力には本当に感心させられる。

 ビックリしたのは会場に行くと入口にスーツ姿のTAKEMURAがいて、お客さんや報道関係者に「今日はありがとうございます」と深々と頭を下げていたこと。TAKEMURAは本当にマジメ人間、実直な人間である。その姿は東京愚連隊のTAKEMURAではなく竹村豪氏…いや、本名の竹村克司そのものだった。

 試合開始前には靴を脱いでリングに上がり「こんなちっぽけな人間のために、こうして(チャリティー大会を)やって頂けるということは、言葉に言い表せないくらい有難い気持ちでいっぱいです」と涙ながらに挨拶。

 ただし、湿っぽいムードや辛気臭い空気を拒絶するのが東京愚連隊の仲間たちだ。バックステージからは「もういいよ、長げぇよな」「まだ喋ってるよ」などという論外たちの声が聞こえていたりする。実際、TAKEMURAの挨拶は5分! 本人も涙の次には「長くてすみません」と苦笑するしかなかった。

 試合は楽しい雰囲気でいっぱい。木原リングアナはケロちゃんに扮して登場。試合はヤスウラノ&趙雲子龍&矢野啓太vsリッキー・フジ&TAKAみちのく&マッスル坂井、植松寿絵&輝優優vs松尾永遠&アップルみゆき、ジ・ウインガー&GENTAROvs佐々木貴&神威…とユニークなものばかり。休憩明けの高山義廣&リトル浜田(グラン浜田)vsドン・菊フライ&ランジェリー・ムタでは高山と菊フライがPRIDEを再現するような殴り合い、高山vsムタの局面では先日の三冠戦を再現するように高山のイス攻撃でムタのフェースマスクが破壊されるなど、客席を大いに沸かせてくれた。

 セミでは鈴木みのるが同じような髪型にして女みのるに変身したAKINOと組んでメカマミー&女メカマミーと丁々発止の攻防、メインでは論外&MAZADA&FUJITA(藤田ミノル)が黒田哲広&Gamma&佐藤光留を下してハッピーエンド。

 大会終了後には、またまたTAKEMURAの涙の挨拶になったが、そこで論外が「1曲だけ!」とリクエストするとTAKEMURA十八番の『また逢う日まで』のイントロが。マジメ人間のTAKEMURAはもちろん涙で熱唱だ。

「プロレスやりたいでしょ? みんなが応援してるんだから、諦めちゃダメだって」と論外。いちいちマジメなTAKEMURAをイジっていたが、そこが彼のいいところ。論外&MAZADAのいい加減さ(?)とTAKEMURAのマジメさが東京愚連隊のいいバランス、味になっているのだ。

 まだ右肩にはボルトが入っていて、これを取り除き、それからリハビリとなるが、本人は「いいトシして、みんなの前で泣いてすみません。でも今日、みんなが頑張っている姿に元気づけられました。早く治して復帰できるように頑張ります。今日は本当にありがとうございました」と決意を新たに。

 タケちゃん、頑張って!

投稿者 maikai : 19:49 | コメント (1)

2009年03月18日

チャンピオン・カーニバル記者会見

 昨日はGAORA東京支社で『チャンピオン・カーニバル』(4月5日=後楽園ホール~4月12日=JCBホール)の記者会見があった。

 参加メンバーはAブロック=武藤敬司、西村修、カズ・ハヤシ、真田聖也、高山善廣、ジョー・ドーリング。Bブロック=小島聡、諏訪魔、浜亮太、太陽ケア、鈴木みのる、ゾディアック。

 さて、この会見で主役の座を奪ったのは鈴木みのると諏訪魔だ。「決勝で高山さんとやりたい。決勝で待ってます」と抱負を語った諏訪魔に対して、みのるが「楽な方(ブロック)に入れてくれたかな。バカとデブしかいないんで、楽しみながら予選を突破しちゃおうかななんて思ってます。相棒のケアが一番厄介だけど、気になる…じゃなく、気に食わない奴がいるんで、捻り潰してやろうと思います」と例によって憎まれ口。そして諏訪魔に向かって「(気に食わないのは)おめぇだよ!」と一言。

 その後の質疑応答の中でも「決勝でやりたいのは高山さんと言ったんですけど、横にいる鈴木みのるをぶっ潰してやろうかなと思います」(諏訪魔)「予選でお前の腕を折ってやるからな。そのあとは棄権だから決勝には行けねぇんだよ!」(みのる)という具合で一触即発。会見後の記念撮影では掴み合いになり、みのるが会見場から出ていってしまった。

 この2人は去年のカーニバル公式戦でもぶつかって、尋常ではない歪(いびつ)な試合をしている。プロレス的に見ればグチャグチャな試合だったが、私個人にとってはかなり面白い試合でもあった。Gスピリッツ第9号のインタビューで語っていたように諏訪魔はそんなみのるとの試合に今後の可能性を感じているし、みのるも諏訪魔に手応えを感じているからこそ、敢えて喧嘩に乗っているのだろう。2人の公式戦は4・11四日市で実現する。

 その他、注目は三冠王者になった高山と、高山に敗れたムタの代理人・武藤だ。この2人は開幕の4・5後楽園で激突する。

「IWGPでも持っているんなら、頭の輝きも増すんだろうけど、俺の中ではタコ社長はトーンダウンしているね。ハゲしく叩き潰すだけ(笑)。チャンピオン・カーニバルの名前の割りにはチャンピオンが少ないし、マグレでチャンピオンになった人もいるし、チャンピオン・ベルトに触ったことすらない人もいる。そういう人たちには頑張ってほしいよね。まあ、三冠王者としてのお披露目シリーズ。横綱は勝って当たり前だと言われるけど、それと同じだよ」(高山)

 対する武藤は「この前の戦い(ムタvs高山)は意識せず、フレッシュな気持ちで現チャンピオンに挑みますよ。まあ、体だけ痛いんだけど、グレート・ムタはどっかに行っちまったよ。連絡が取れなくなった。どこに行ったかわからない。もう来ないかもしれないし…」と意味深な発言。

 無冠になった武藤の巻き返し、そしてムタの去就も今後の全日本を見ていく上での注目点だ。

投稿者 maikai : 09:22 | コメント (0)

2009年03月16日

春に向けてノアが動き出した

 昨日は東京でも試合が多かったが、私はディファ有明の丸藤プロデュース興行へ。ひとつ残念なのはプロデューサーを務めた丸藤が右膝前十字靱帯断裂で長期欠場を余儀なくされてしまったことだ。

 丸藤は11日のSEMで伊藤旭彦と組んで中嶋勝彦&谷嵜なおきと対戦。合体パイルドライバーをスワンダイブ式で決めようとした時に負傷してしまった。実は02年には左膝の前十字靱帯を断裂して9ヵ月欠場したことがあり、それを考えると年内に復帰できるかどうかという状態だ。

 それでも本人は「気持ち的には落ちていないんで。大変な時期にこんなことになって会社には申し訳ないと思いますけど、中途半端に復帰しても意味がないんで、早くて年末(の復帰)を目指そうと思ってます。まあ、試合をやらないからこそ見えることもあると思うし、とにかくちゃんと治します」と前向きなのが救い。心の強い男だけに、きっと年末の日本武道館、あるいはクリスマス興行あたりには完治させて、精神的にもさらに大きくなって帰って来てくれると思う。

 さて、リング上では次期ツアーに向かって各選手が動き出した。4月ツアーの目玉は『第2回グローバル・タッグ・リーグ戦』。エントリーされていなかった選手が次々に名乗りを上げたのである。まずは新日本との対抗戦で存在感を示した杉浦貴。谷口周平との元自衛隊コンビで田上明&泉田純至の元相撲コンビを下した後に「この会社、つまんねぇぞ! 何で俺がタッグ・リーグに出てねぇんだよ。金髪の大男と出るぞ。ノーフィアー!」とアピール。前日、全日本で三冠ヘビー級王者になった高山義廣との出陣を宣言した。

 さらにヨネ軍団vs健介オフィス全面戦争8人タッグの終了後、ヨネ&力皇に襲撃された健介を森嶋が救出、健介に共闘によるタッグ・リーグ出陣をラブコール。これに健介が応えて越境元GHC王者コンビの参加も決定した。

 メインカードは秋山&KENTAの犬猿GHCヘビー&ジュニア王者コンビと潮﨑&白GHC王者・橋。秋山とKENTAの緊張感のあるコンビも面白かったが、やはり見所は秋山と次期GHC挑戦をアピールしている潮﨑の絡み。この両雄の好守が噛み合わず、そのギクシャク感がかえって新鮮だった。

「気持ちは伝わるんだけど、走り過ぎかな。いい空気の時と悪い空気の時があって…空気を読まない、自分だけ走る時があるのも、若さと言えば若さかな」とは秋山の潮﨑評。どうあれ気持ちは伝わった。

「タッグ・リーグ戦の最中でも関係ない。時期ツアーでタイトルマッチを組め!」という潮﨑に対して秋山は「タッグ・リーグ戦の最中っていったって、8チーム参加だとして公式戦は7試合。だったら、タイトルマッチは出来るしね。潮﨑とだったら何回でもやってやるし、何回でも叩き潰してやるから」と快諾。

 潮﨑は打倒・秋山こそが使命でありノアの未来であると信じ、秋山は潮﨑との戦いの中にノアの可能性を見出そうとしている。

投稿者 maikai : 14:05 | コメント (0)

2009年03月15日

現に戻されたムタ

 昨日の両国におけるグレート・ムタと高山善廣の三冠ヘビー級戦は会場、あるいはテレビでご覧になった方々にはどう映っただろうか?

 ハッキリ言ってムタの試合は解釈が難しい。そこには独特の世界があり、極端に言ってしまえば相手が誰であっても同じ。楽しめるか楽しめないかは紙一重なのだ。実際、純粋に“いい試合”はなかなか無いというのが本当のところである。

 昨日の試合のテーマは「帝王・高山が魔界をぶっ壊せるか?」に尽きた。ゴングと同時にムタ独特の間合いを無視するかのようなドロップキック。これはよかった。だが、場外戦になるや、たちまちムタ・ペースに。「高山もこのままズルズルと魔界に引きずり込まれるのか…」という空気が両国を支配したが、思わぬ展開が待っていた。高山のイス攻撃を受けたムタのフェースマスクが壊れてしまったのである。いや、壊れたというよりも流血したムタが自ら外してしまったというのが正解かもしれない。

 これが、この試合のハイライトだった。昨日のムタはチャイニーズ・バージョン。左右の側頭部には現世を離れる始皇帝を守るために遺体とともに埋葬された兵馬俑(へいばいよう)がデザインされている。これが高山のイスによって破壊されてしまったのだ。ムタを守ってくれる者はいなくなった…。

 フェースマスクを失ったことで武藤敬司、グレート・ムタに続く“第三の人格”が出現するのかとも思ったが、残念ながらそこにいたのは“素の武藤敬司”。ペイントと血で赤く染められたムタの戸惑いの表情、落ち着かない目を見ると、それはムタではなく武藤敬司だった。魔界から現(うつつ)に戻されたムタにもはや勝ち目はない。高山の完全勝利だった。

 果たしてムタは再び魔界の住人に戻れるのか? ムタの新たなストーリーの始まりを予感させる昨日の三冠戦だった。

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2009年03月12日

潮﨑のアメリカ修行の成果を実感!

 昨日はディファ有明で第23回プロレスリング・セム。私が注目していたのは潮﨑豪vs起田高志だった。

 昨年12月の凱旋帰国以来、小川良成、佐野巧真、本田多聞、力皇猛、バイソン・スミスらのトップクラスをシングルで撃破して、GHCヘビー級王座への挑戦をアピールしている潮﨑。ハッキリ言って、上の選手に向かっていく分には結果を出すだけで評価されるし、相手の懐に飛び込んで行って必死さが見えれば評価される。では、自分よりキャリアの浅い選手と対戦した時にどんな試合をするかというポイントに興味があったのだ。

 今の潮﨑は勢いはあるものの、ハッキリ言ってファンから「強い!」という信頼感を得るまでにはいっていない状況。ここで起田を引き出すファイトをやったら「新人に追い込まれる程度なのか」と誤解されかねないわけだ。かといって一方的に勝ったところで「自分勝手な試合しかできないのか」とも言われかねない。結構、難しいシチュエーションでの試合である。

 だが、潮﨑は見事な試合をやってのけた。起田得意のタックルの連発に微動だにせず、チョップ1発でぶっ倒すや場外戦に持っていて荒々しく攻めたて、コーナー最上段からのダイビング・ショルダーを手刀で叩き落とすなど、まるで格の違いを見せつけるシビアなファイトで5分過ぎまで一方的な展開。その後、必死になった起田のジャックハマー、ダイビング・ボディプレスを食う場面もあったが、まったく危ないという感じがしなかったのだ。

 どんなに起田が食い下がっても、いつでもフィニッシュに持ち込めるという感じで、10分経過のアナウンスがあったと同時にキレのあるトラースキックからロープに走ってのラリアット!

 まず一方的に攻めることによって起田を必死にさせてその力を引き出し、その上で完璧なフィニッシュという見事な横綱相撲、いや、横綱レスリングだった。

 考えてみれば潮﨑はアメリカ修行時代にFIPとWLWの世界王者になった時には「英語もあまり話せない自分がどうやって団体のベルトを面白くできるだろうか?」と冷静に考えていた男。常に、その試合その試合における自分のテーマを考えているのだろう。約10ヵ月のアメリカ修行は、想像以上に潮﨑のプロレスラーとしての幅を大きくしている。それを実感させられた昨日の起田戦だった。

投稿者 maikai : 13:26 | コメント (0)

2009年03月09日

Gスピリッツ第11号発売日決定!

 昨日は特集テーマについて書いたが、携帯サイトで発売日も告知されたので、このダイアリーでも発表しよう。Gスピリッツ第11号の発売日は3月31日(火)に正式決定しました!

 第10号の発売日が去年の12月17日だったから、3ヵ月半近くもお待たせすることになってしまったが、その分、中身も充実しているとスタッフ一同、自負しているので期待していてください。

 現段階ではこれぐらいしか書く材料がないので…最後に宣伝を。このサイトの左にある『ブックストア』をクリックしてもらえると、バックナンバーが購入できます。各号、いずれも時流に関係なく楽しめる内容になっているので、ぜひ、全冊揃えてみてください。きっと、新たな発見があると思いますよ!

投稿者 maikai : 14:53 | コメント (0)

2009年03月08日

Gスピリッツ第11号の特集テーマ

 Gスピリッツの携帯サイトで3月下旬発売のGスピリッツ第11号の特集テーマが発表されたので、私のダイアリーでもお伝えしよう。テーマはズバリ『対抗戦』。

 対抗戦といえば、昨年1月発売の第5号で『新日本プロレス闘強導夢の光と影』なるタイトルで新日本の東京ドームで繰り広げられた他団体との対抗戦を検証した。それも新日本サイドから見た対抗戦ではなく、関わった団体側からの目線で掘り下げている。この時はUFOの佐山聡、全日本として、WARとして新日本に闘いを挑んだ天龍源一郎、Uインターの鈴木健元取締役、大日本のグレート小鹿にインタビューすることによって「新日本とは何か?」を探ったものだ。

 今回は、また全然違った角度、切り口で対抗戦を検証。もちろん新日本絡みだけではなく、広い視野で対抗戦というものを捉えている。きっと「えっ、この人が出てくるの?」と思われるであろう人物にもガッチリ取材している。ということで…お楽しみに!

投稿者 maikai : 12:46 | コメント (0)

2009年03月07日

前田日明にとっての新日本プロレス

 昨日の後楽園ホールは新日本プロレス旗揚げ37周年記念大会。注目は前田日明が来場して功労賞として表彰されたことだ。思えば、前田が新日本の後楽園のリングに上がるのは87年11月19日の長州顔面蹴撃事件以来。あの事件で前田は新日本を解雇された。だから、その一戦が最後の新日本での試合でもあった。

 表彰式後、控室前で報道陣との応答になったが、ここで面白い光景が生まれた。第1試合に出場する長州、S・S・マシン、ヒロ斉藤と顔を合わせたのだ。「久し振り!」と、前座時代のライバルだったマシンが声をかけて握手。合宿所で喧嘩ばかりしていたというヒロちゃんとは言葉を交わさなかったように見えたが、長州が「アキラ!」と声をかけて、これまた握手。

「長州さん、まだやってるんですか(笑)?」と言う前田に長州は「その一言が(苦笑)…。まあ、見てろ!」と花道へ。すでに何年も前に和解している長州と前田だが、何だか嬉しい場面だった。

 前田にとっての新日本プロレスは道場での厳しい練習であり、合宿所での仲間との生活であり、限りなく喧嘩に近かかった前座での試合がすべてなのだ。

 私が前田と会ったのは07年10月19日にGスピリッツ第3号の取材のために新横浜プリンスホテルで2時間以上も話して以来。その時に感じたのは、いかに新日本のプロレスにプライドを持って若手時代を過ごしていたか、それがあったが故にUWFが生まれたんだということだった。昨日も報道陣に囲まれて、その時のインタビューで喋っていた若き日の思い出、エピソードを語っていた。

 ちょっと宣伝になってしまうようで嫌なのだが(苦笑)、前田日明のプロレスへの想いを知るためには、ぜひともGスピリッツ第3号の『2万字インタビュー』を改めて読んでいただきたい。

投稿者 maikai : 10:24 | コメント (0)

2009年03月04日

武藤ワールドは完成形へ

 最近はあまり全日本について書く機会がなかったが、今年に入って以前にも増して前向きな攻めの姿勢を打ち出していると感じる。

 選手それぞれにテーマがあって、シリーズを通してドラマがあり、それが最終戦で結実したと思ったら次の展開が生まれるというのは武藤・全日本ならでは。武藤がデビュー11ヵ月で初めてフロリダに修行に出された時に「プロレスは紙芝居だ!」と感じたというが、武藤・全日本はまさに紙芝居のように展開されていく。

 そして今年に入って特に力を入れていると思われるのが後楽園ホール。「後楽園はビッグマッチの前哨戦大会ではない」ということをアピールするように1月2&3日はアジア・タッグ王座決定トーナメント、2月6日には3・14両国まで温存すると思われた丸藤vsカズの世界ジュニア戦を持ってきたし、先日の3・1開幕戦もアジア・タッグ、世界タッグ王座挑戦者決定戦、ムタの後楽園初シングルマッチ、西村vs高岩のNKPWA世界戦というラインナップ。さらには土方がマスクマンの歳三に戻ってVM入りするというサプライズもあった。

 常にドラマがあって、しかも出し惜しみしないのだから、面白くないわけがない。来たる3・14両国ではムタvs高山の三冠戦、みのる&ケアvs諏訪魔&近藤の世界タッグ、カズvs稔の世界ジュニアの3大タイトルマッチに加えて、長州が実に22年ぶりに全日本に登場して高岩とタッグを組んで因縁の西村(パートナーは征矢)と激突、また曙&浜の相撲コンビ実現、TARU&ヘイト&歳三の新生VMとF4の激突と楽しみなカードがズラリ。それも、シリーズを通してのドラマを経ての試合になるはずだから興味も増してくるはず。

 今の全日本には「何かが起こるはず」「きっと面白い展開が生まれるはず」というファンの信頼感があるのが強み。武藤ワールドはもはや完成形の域に達していると言ってもいいのではないか。

 3月14日は、ファンの皆さんが全日本プロレスを、武藤ワールドを堪能できるように、私も心してテレビ解説をやろうと思っている。

投稿者 maikai : 21:28 | コメント (0)

2009年03月03日

秋山準の責任感&舵取りに賭けたい!

 3月1日のノア日本武道館は話題盛りだくさんだった。日本テレビの収録はこの大会が最後というのも大きな話題だし、リスクを冒してまで体を大きくしての小橋建太の復帰、杉浦&潮﨑vs真輔&ミラノのノアvs新日本対抗戦、勝彦とKENTAの究極のGHCジュニア戦、そして健介vs秋山のGHCヘビー級戦。あとは個人的にはダークマッチでリッキー・スティムボート・ジュニアを観ることができたのは嬉しかった。

 そうした中で、私の心にズシンと残ったのは秋山のタイトル奪取&コメントだ。実は昨年9月、Gスピリッツ第9号の王道特集で秋山にインタビューした時にいろいろな話をしていた。時期はちょうど健介がGHC王者になり初防衛戦の相手にヨネが決まった頃。秋山が雑談の中で語ってくれたアイデア、方向性は週刊誌だったらかなり面白いネタになるほどのものだったが、Gスピの取材の本題とは外れるものなので記事にはしなかった。記事にならないからこそ気軽に喋ってくれたと言った方がいいかもしれない。だが、自分自身が健介のベルトに挑戦することについては「もう一度自分が出ていくべきか、それとも若い人間を押し出した方がいいのか…」と躊躇していた。

 だが、遂に秋山は立った。そしてベルト奪取。正直言って、試合は完全に健介が押していたと思う。前哨戦でも健介が圧倒し、そこに秋山ならではのトッピング(話題作り)がなかったから、この本番でやってくれるのかなと思ったら、ばか正直なほど無防備に正攻法で戦い抜いた。

「いつもなら、前哨戦からいろいろなことをやると思うんですよ。やらなかったから面白くなかったと言われればそうかもしれないけど、僕は使いたくなかったんです。自分自身の気持ちがこうなんだというのを表現したかった」とは秋山の言葉。

 秋山にとって、まっすぐな健介は小橋同様にいじりやすいし、いじり甲斐がある相手だったはず。あえてそれをしたくなかったのは、何もトッピングなしにまっさらな形で健介と相対することによって自分がチャンピオンにふさわしい選手なのかを確認したかったのではないか。あの健介を真っ向勝負で倒さないことにはノアの頂点に立ち、若い選手の壁になることはできないと思っていたのではないかと思う。

「佐々木健介に勝って嬉しい気持ちもあるけど、それ以上に責任を感じますね。小橋さんの復帰戦があって、新日本の選手が来て、KENTAのタイトルマッチ、僕の試合があって、みんなの力でこうやってお客さんが来てくれたっていうのは感謝の気持ちでいっぱいです。みんなが頑張ればこうやってお客さんが来てくれるってわかったんで。テレビについては局の事情もあるだろうし、コンテンツとしての強みがなくなったということもあるだろうし…55年続いて、力道山先生から馬場さんときて、そして僕らの時代で終わるというのは、そこにいろいろな事情があるにせよ、その時代のトップのひとりとして責任を感じています。テレビの時代じゃないとは言っても、僕はテレビが好きだし、またもう1回やれるように頑張ります」

 思えば秋山は8年前のノア旗揚げの時も強烈に新しいカラーを打ち出して牽引した。地上波放映打ち切りという事態の中、また秋山は王者として箱舟を引っ張っていく覚悟を決めた。

「もう40になるジジイだから…」と言っている場合ではない。試合翌日の会見では次期挑戦者に名乗りを上げた潮﨑に対して「もっと声をあげなきゃ駄目!」、新ユニットとして活動を始めた力皇&ヨネに対しては「今の感じじゃ、すぐに潰れるでしょ」と駄目出し。さらに「内外問わずに若い選手の壁になる」と、“らしい発言”を連発して早くも動き出した。当然、先には3年前に幻となった小橋とのGHC戦という夢も描いているだろう。秋山の王者としての舵取りに私は期待している。

 なお、対抗戦については明後日あたり更新の『プロレスコラム』で書きます。明日のダイアリーは両国を控えた最近の全日本について何とか更新しようと思ってますので…。

投稿者 maikai : 20:38 | コメント (0)

2009年03月02日

多忙につき…

 もう3月。気づいたらダイアリーを2週間もご無沙汰してしまっている。このサイトを覗いてくれる方々には申し訳ないと思っているのだが、2月に入ってから超多忙! 3月下旬発売のGスピリッツ第11号の下調べ→取材→原稿書きに追われて、どうにもならない日々を送っているのです。

 Gスピの原稿は、自分の経験や記憶、知識だけに頼るわけにいかない。それが正しいのかどうかを再確認し、さらに掘り下げて調べる。取材に入るまでにかなりの時間を要するわけだ。そして取材となると、取材対象者に申し訳ないくらい長い時間がかかってしまう。それを原稿にまとめるには当然、時間がかかる。今度はその原稿を編集する佐々木君以下のスタッフも大変だし、デザイナーさんもこの本に情熱を傾けてくれているから手間と時間がかかる。以前は月刊誌ペースで発行していたが、実際問題としてそれはかなり無理があった。妥協した本は作りたくないというのが関わっている人間の一致した想いなので、今のペースが精一杯だと思う。とにかく根気と探究心、好奇心、向上心がなければGスピの仕事はできない。詳細はまだモバイルGスピリッツでも発表していないので、私がここで明かすわけにはいかないが、そうやって作っている本なので期待してください。

 そうしたGスピに加えて他の仕事も重なってしまったから、なかなか現場にも行けず、インリンやサスケの問題について書く時間もなく…というのが今の私の状態。昨日は久々にGAORAの解説で全日本・後楽園、その後はノアの日本武道館へ。ノアについては今日、書きたいと思っていたのだが、一昨日の夕方に携帯がぶっ壊れてしまったために今日は朝一番で修理に行き、昼からは取材、先ほど帰宅したのはいいが、これから『S-ARENA』なので、もう家を飛び出さなきゃいけない。ということで明日の夕方~夜には書きたいと思っています。できるかな…!?

投稿者 maikai : 20:17 | コメント (1)