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2008年11月23日

ラスト後楽園

 もう年末。一昨日は大日本プロレスが、昨日はドラディションが今年最後の後楽園ホール大会を開催した。

 今年を振り返ると、大日本を観るチャンスはあまりなかった。というのも、大日本の後楽園大会は月曜開催が多く、サムライTV『S-ARENA』出演曜日と重なってしまうのだ。

 というわけで、大日本に関してはあまり詳しくなくなってしまったが、今年がひとつの転換期だったことは理解しているつもり。ここ何年間かは伊藤竜二、佐々木貴、沼澤邪鬼などの新世代が台頭、デスマッチ路線以外でも関本大介が頭角を現すなど急激な世代交代の流れにあったが、そこに今年に入って「待った!」をかけたのがベテランのシャドウWXだった。5月に伊東からデスマッチ・ヘビー級のベルトを奪取して、この年末まで死守してきたのは立派。一昨日の後楽園では大日本旗揚げメンバーの谷口裕一が大黒坊弁慶とのコンビで関本&マンモス佐々木のタッグ王座に挑戦し、普段のお笑いキャラではなく、ケンドー・ナガサキに仕込まれたレスリングと返し技の妙で客席を沸かせた。また今年は単発ながら山川竜司も復活している。2008年はベテラン勢の巻き返しの年だったと言ってもいいかもしれない。

 ただし、年末に大一番が控えている。12月19日の横浜文化体育館だ。ここではシャドウWX復活のきっかけを作った宮本裕向がWXに挑戦する。去年の3月、佐々木相手に究極のデスマッチをやって注目された宮本は、以後、地道に経験を重ねてきた。ここで一気に大日本の頂点に立つことも十分に考えられる。

 ベテランのシャドウWXか? あるいは新鋭の宮本か? 2009年の大日本の進路は横浜文体の結果が握っている。

 昨年10月の西村修の離脱によって無我ワールド・プロレスリングから団体名を変更したドラディションは昨日の後楽園で年内のスケジュールを終了した。残すは12・28新木場における吉江自主興行のみだ。

 久々に観たドラディションは様々な選手が出場するバラエティに富んだ興行だった。そこには一貫したポリシーは感じられない。ただ、メインの藤波&吉江&関本vs嵐&長井&宮本の6人タッグは純粋に楽しめた。骨太な選手が揃って重厚な技をぶつけ合い、そこに藤波のピシピシッとした基本技がスパイスとなって絡む。最近のやたらに高度でハイスピードなプロレスばかりを観ていると、こうした試合がホッとしたりする。特に工夫を凝らした展開ではないが、大人がじっくりと落ち着いて楽しめるプロレス、昔ながらのプロレスという味わいだ。

こうした何の変哲もない試合こそが、実は無我なのかもしれない。


PS. マグナムTOKYOについての質問がありましたが、限りなく引退に近い形での退団を発表したという経緯からすれば、ドラゴンゲートへの復帰はないと思います。リング上でもRGに「マグナムTOKYOさんじゃありませんか」と突っ込まれ「一昔前にマグナムTOKYOなんて呼ばれたこともあったけど…」と答えていることからも、過去の自分とは決別していることが感じられました。この件に関して裏事情は知らないし、特に詮索するつもりもありません。ただ、マグナム…じゃなかった黒木君をデビュー前から知っている者として、彼が第2の人生に踏み出したことは純粋に嬉しく思っています。

投稿者 maikai : 2008年11月23日 12:30

コメント

マグナムの質問した者ですが、答えてもらってありがとうございましたm(__)m
CIMAの復帰戦の相手がマグナムかもと思ったんですけど、退団理由とか考えたらなさそうですね でも何が起きるか分からないのがプロレスなんで、楽しみに待ちたいです

投稿者 Anonymous : 2008年11月24日 17:31

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