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2008年11月06日

“今のテンコジ”の魅力は

 G1タッグ・リーグ戦はテンコジの優勝で幕を閉じた。決勝トーナメント準決勝では中西&吉江のビッグ・マウンテンズと対戦。体格的にもコンディション的にも中西&吉江の方が明らかに上だ。この相手に対して小島が体をさらした。これは天山のコンディションを考えた上でのもの。一方的に痛めつけられる小島、泣きそうな顔でコーナーから檄を飛ばす天山…これがテンコジの現実である。ファンはそんな“今のテンコジ”を応援した。「プロレス界に友情はある」というベタなテーマを掲げるテンコジだが、共に力を合わせて決して諦めないという姿勢はファンの心を打った。小島の大逆転のラリアットに後楽園ホールは大爆発。

 そして決勝の真壁&矢野戦でもテンコジは共に流血させられ、苦境に追い込まれながらも耐えに耐え、決して諦めずに最後は天山が矢野にアナコンダ・バイス! 38歳の小島と37歳の天山が友情を口にし、感激に涙する姿をファンは素直に祝福した。

 この日のテンコジはリバイバルではなかった。かつての勢いにまかせる元気いっぱいのタッグチームは、若い力に追い込まれる現実をさらした。だが、それが味になっていた。それは“やられの美学”とでも言うべきか。そんな中で仲間を信じること、諦めないことの大切さを訴えた。

「表面上、肉体的には衰えている、弱くなっていると思います。でも、ひとつだけ強くなったのは絆です」と小島。

 そういえば小島はみのる&ケアの世界タッグに挑戦する時に、強さを全面に出すみのるに対して「プロレスに大切なのは強さだけじゃないんだ!」と主張していた。このG1タッグ・リーグ戦ではそれを証明した。強さだけじゃない。だからプロレスは面白いし、味があるのだと私も思う。

投稿者 maikai : 2008年11月06日 15:07

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