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2008年08月06日
復活!JBエンジェルス
3日前の話になってしまうが、3日昼の後楽園ホールで行われたデイリースポーツ創刊60周年記念大会『サマー・ドリーム2008』のことを書かないわけにはいかない。あの伝説のタッグチーム、山崎五紀と立野記代のJBエンジェルスが復活、井上京子&井上貴子のW井上と10分1本勝負ながら激突したのだ。
JBエンジェルスは女子プロ初のメジャー・リーガー。87年6月に渡米してWWFを6週間サーキット、40試合に出場したが、当時のアメリカの女子プロにはJBのような立体的なファイトをする選手がいなかったために人気爆発、夏のタッグ・リーグ出場のために一度帰国後、同年10月に再びWWFのサーキットに入って11月26日のオハイオ州クリーブランドにおけるビッグショー『サバイバー・シリーズ』のウーマンズ・サバイバー・シリーズにベルベット・マッキンタイヤー、ロックン・ロビンと共にファビュラス・ムーラ軍として参加、シェリー・マーテル、グラマー・ガールズ(レイ・ラニ・カイ&ジュディ・マーチン)、ドン・マリー、ドナ・クリスチャネロ組と対戦して、立野がマーチンをフォールする快挙をやってのけた。この一戦でJBはWWF女子のトップに躍り出たのである。そして翌88年1月5日にはカナダ・オンタリオ州ハミルトンでグラマー・ガールズを破ってWWF世界女子タッグ王座を奪取。しかも135日間もベルトを守ったのだから凄い。
その当時、私は週刊ゴングの全日本プロレス担当記者で、しかも天龍同盟全盛時代だったから、そちらの取材で精一杯。JBのファイトはテレビでチラッと観た程度だった。
後年になって記代、五紀と仲良くなり、「あのホーガンが“君たちのおかげで今日も客がヒートしたよ”と握手してくれたの」「WWFのアイスクリームのコマーシャルに出たよ」「上に行くにつれてギャラがドンドン上がって、選手や関係者がリスペクトしてくれて。これがプロレス・ビジネスなんだと思った」などの話を聞き、ちゃんと観ておけばよかったとつくづく思ったものだ。
それだけに今回は特別のチャンス。しかも本来であれば活躍した時期が違うために絶対にあり得ないW井上との対戦。これは観ないわけにはいかない。私と同じ思いだったのか、アメプロの第一人者である斎藤文彦氏も会場に顔を見せ、並んで観戦となった。
試合は、実際にはエキジビション的なものになってしまったが、五紀のブランクを感じさせない正面飛びドロップキック、ミサイルキック、今の選手はほとんど使わない形のフライング・ヘッドシザースを見ることができただけでもOK! 3児の母になったにもかかわらず、お腹を露出する水着を着るプロ意識には脱帽。これは自信がなければできない。そして現役時代と変わらぬ凛としたオーラがあった。
「家の近くにリングがないんで、ジムで有酸素運動をやっていました。子供を3人も産んでいるから2キロしか落ちなかったけど(苦笑)。オファーを受けた以上はプロに戻ったわけだからプロに徹しましたけど、本当にこの夏で終わり。好きだけでできる時代じゃないので」と五紀。WWF時代に培われたプロフェッショナル意識を今も持ち続けているのだ。
投稿者 maikai : 2008年08月06日 10:01