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2008年07月21日

小島とTARUの人間ドラマの行方は…

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 昨日の後楽園ホールで小島聡が3ヵ月ぶりにカムバックした。7月8日、新日本の後楽園大会に出現して盟友・天山を救出、G1参加も決まった小島。ヒールからベビーフェースへのUターンという気運の中での昨日の復帰戦だった。

 TARUとのタッグによるブードゥー・マーダーズとして欠場前と同じポジションでの復帰。相手は武藤&西村。ここで仲間割れというのが大方の見方だったはずだ。

 私はGAORA中継の解説の仕事があるので、試合前に小島とTARUにそれぞれ話を聞いた。
「今、言えるのは…自分の思ったとおりに、感じたままにやると。ブードゥーに入ったのも自分の意志で決めたものですから」(小島)
「小島はこの1年でブードゥーのヒール道っちゅうもんを理解したと俺は思っている。休んでいる間もいろいろ考えて、天山っちゅう人材をウチに引き込んでくれたんだから。あの角をブードゥー色の赤に染める。とにかく俺は小島を全面的に信頼しているから。ブードゥーの首領の座を小島に譲ってもいいくらいや。ということだから、放送でも俺と小島の仲をヘンな感じで喋らんといて」(TARU)

 果たして試合はギクシャクしたものになった。劣勢になったTARUが「小島、助けに入れ」と叫んでも、小島は「自分の力で返せ」と中に入らない。例によってブードゥーの連中がリングに乱入しても、小島はそれに加わらない。そしてTARUが投げ込んだ鉄パイプをポイッと投げ捨ててしまった。

 結局は小島が西村の逆さ押さえ込みに敗退。試合後、小島に詰め寄るブードゥーのメンバー。そこに割って入って収めたのはTARUだった。

 これをもって“やはり小島はブードゥーと決別”という単純な話ではない。別に小島とTARUの間に確執があるわけではないのだ。小島は今回の復帰にあたって「無理にワルぶるのではなく、素のままの自分を出そう」と思ったはず。そうなれば、いたずらに凶器を使ったり、反則をすることはない。ごく普通のファイトをしたまでだ。「自分の力で返せ」と助けに入らない場面もあったが、本当にTARUがピンチの時にはタイミングよく入っていった。一方、TARUは小島にブードゥー色の強いファイトを望んでいる。今後、この考え方のズレは修正されるのか、それとも歩み寄れないところまでいってしまうのか。

 諏訪魔はブードゥーを離脱して正規軍に戻った時に「プロレスの楽しさを教えてくれたTARUさんたちに感謝している」と素直な言葉を発した。小島、TARUともに1年を一緒に過ごしたのだから“情”があって当然。これからの小島とTARUの人間ドラマに注目したい。

<写真提供=神谷繁美>
 

投稿者 maikai : 2008年07月21日 11:13

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