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2008年06月07日

若い選手の引退について

 コメント欄に「最近の若い選手の引退をどう思いますか?」という書き込みがあった。

 確かに4月15日には健介オフィスの山口竜志が古傷の両膝の負傷悪化により引退を発表したし、5月6日にK-DOJOの安沢たく、5月29日にゼロワンMAXの高西翔太が引退試合を行ない、全日本プロレスでは1月2日にデビューしたばかりの駿河一が5月シリーズ終了後に引退している。

 昨年から考えれば、9月に全日本のブルート一生、ゼロワンMAXの高橋冬樹、今年に入って2月にはリキプロの宇和野貴史が引退した。

 引退の理由は怪我であったり、新たな夢を見つけて第2の人生を歩もうというものだったり、人によって様々。私が素直に言えるのは「もったいないなあ」「残念だなあ」「新たな人生を頑張ってください」というありふれたことだけだ。

 その人の人生は、その人のもの。その選択を他人がとやかく言えるものではない。たとえば体がボロボロになっても現役を続けている選手を見ると、そこに美学を感じるが、その先の人生を考えれば、年齢的にも肉体的にやり直しが利くうちにスパッと違う道に進むのは賢明だと思うし、違う夢が芽生えたり、自分がプロレスに向いていないと思えば、早目に決断するのも賢明だと思う。続けるにしろ、辞めるにしろ、どちらにしても大きな勇気がいることだと私は思う。

 プロレスラーに憧れて、その夢を叶えながら、もしもプロレスやプロレス社会に夢が見られなくなったり、あるいは経済的な理由で断念するとしたら、それはとても寂しく悲しいこと。少なくともここ最近の引退した若者たちがプロレスラーであったことへの充実感と感謝を語り、次の人生を前向きに語っていたことが救いである。

 冬木弘道さんが亡くなる7ヵ月前にこんなことを言っていた。
「今はたくさんのレスラーがいるけれども、俺が入った時は全部で100人にも満たなかった。そのぐらいの中に好きで入れたんだから、生活を保障してくれるとか、怪我したらどうするんだとか、そういう気持ちはなかったよ。だからレスラーは金だけじゃないんだよ。でも、ある程度のお金は絶対に必要だっていうのも事実なんだよ。やっているうちに生活の安定どうのこうのってなってくるけど、でもまあ俺は最後までそれは嫌だから。俺は最後まで自分の好きなことをやって終わりたいし。…終わったんだけどな(笑)」

 これはあくまでも冬木さんの考え方だが、その言葉の中にはレスラーが抱える夢と現実、深い部分ががあると思う。
 

投稿者 maikai : 2008年06月07日 14:38

コメント

この件についてコメントを書いた者です。
小佐野さんのおっしゃる通りですね。我々がとやかく言えるもんでは無いですよね。
他のスポーツでも野球では新庄や桑田、古田が、サッカーでは中田英、トリノ五輪の金メダリストの荒川静香さんもまだまだできるのに潔く引退しましたしね。

引退した若い選手達には第2の人生も頑張って欲しいです。

投稿者 名無し : 2008年06月07日 19:51

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