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2007年04月30日

今、アパッチに注目!

 アパッチプロレス軍にはプロレスの様々な要素、ヒントがある。昨日の新木場もそうだった。第2試合の橋本友彦VS井上勝正はハードヒッティングな試合だったし、観客わずか300人で超満員という小会場ながらセミでは金村キンタロー&伊藤竜二VS黒田哲広&マンモス佐々木という好カードがさりげなく組まれた。前回の4・15新木場の時も書いたが、ブリブラダンスなどでお客を喜ばす金村が、いざ試合になると“闘い”をキッチリと見せる。その姿勢がアパッチの芯になっていると思う。

 さて、この日の注目はダブル・メインエベント。まずは佐々木貴とGENTAROの元・赤レンジャーズによるイデオロギー対決だ。佐々木は大日本にも進出してデスマッチに目覚め、今、その頂点に立ったが、GENTAROはデスマッチに背を向けて、2人は別々の道を歩んだ。

「蛍光灯だ、有刺鉄線だなんていうのはプロレスじゃない。プロレスってのはレスリングと、特有のルールを最大限に活用して戦うものだ。レスリングを忘れた佐々木にレスリングを教えてやる」というGENTAROのアピールで実現した一戦は、GENTAROが言葉通りにルール内で佐々木に勝利した。場外でシャープシューターを決めて寸前でリングに戻ってリングアウト勝ち。そして続く再戦でもレフェリーの目を盗んで佐々木が腰に巻いてきたBJWデスマッチ王座のベルトで殴打した上でのスクールボーイ。GENTAROの狡猾なファイトに、普段は佐々木にブーイングを送るアパッチのファンもGENTAROに大ブーイング。だが、
「見ての通り、俺はプロレスのルールに則って勝負した。これが頭を使ったプロレスなんだ。ここにいるアパッチのファンの奴らはサディストの集まり。ちょっとの木戸銭を払って、命のやり取りを見たいと思うんじゃねぇ。俺はファンも教育してやる」
 という言葉には妙に説得力があった。

 そして葛西純とウインガーの月光暗闇蛍光灯ボートライトアウト画鋲デスマッチ。葛西が去年暮れのデスマッチ・トーナメントの雪辱を果たしたが、ここでまたまたGENTAROがリングイン。
「蛍光灯に画鋲…下品すぎてヘドが出る。バカ・タカシ(佐々木)とサル(葛西)、2人まとめてレスリングを教えてやるよ。次の新木場(5月26日)は3WAYだ」と宣言。
 これに対して、佐々木が「デスマッチ心のない奴にデスマッチ・アイテムは必要ない」と、正攻法で戦うことを宣言すれば、アパッチのデスマッチ路線を牽引してきたと自負する葛西は「バカ殿(佐々木)は大日本のチャンピオンだと言うけど、ここはアパッチなんだよ。あと、レスリング・バカ(GENTARO)は眼中になし。ぶっ殺すしかねぇだろう」と凄い剣幕だった。

 アパッチというと冬木さんの流れを汲むエンターテインメント・プロレスのイメージがあるが、今の流れにはエンターテインメントは皆無。今、そこにあるのは純プロレスVSデスマッチ、VSメジャー(WEW王者・真壁)という2本の大きなテーマなのだ。

投稿者 maikai : 2007年04月30日 08:51

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