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2007年04月09日

K-DOJO5周年

「あれっ? 今日は全日本じゃないですよ!」とニヤリと笑ったTAKA。昨日の昼は後楽園ホールでK-DOJOの5周年大会が行なわれたのだ。実は、私にとってこれが初めてのナマK-DOJO。
「ブログに書くんですか? 観て感じたまんま書いてくださいね」とTAKAはまたニヤリ。

 一昨年は、後楽園で興行を行なう時には大物ゲストを投入していたが、昨年からは敢えて純血で勝負。今回の5周年も、もちろん純血だ。大物ゲストを呼んでいた頃は実数で1000人以上の動員だったのが、純血になってからは5~600人程度。そんな状況についてTAKAは、
「今、どこの団体でもゲストがいるのが当たり前みたいな状況になってるけど、純血メンバーで成り立たなければ先はありませんからね。今日の目標は1000人です」

 結果は990人。10人足りなかった。
「取り置きのチケットが十何枚あったんですよ。そのお客さんがちゃんと来てくれれば1000人を越えていたんですけど。上乗せの発表もできたけど、それをやっちゃったら、これまで頑張ってきた意味がなくなっちゃいますからね。現実の990人の発表でいいんです」
 とコミッショナーの296。296クンとはK-DOJO入り前からの付き合いになるが、彼もコミッショナーとはいえ、チケットを売ったり、グッズを売ったりと頑張っている。

 さて、肝心の試合。K-DOJOの選手は体が小さい人が多いから、それを補うためにキャラが立っているし、独特のムーブをするが、なぜか懐かしい匂いを感じた。それはなぜかというと、私が昔観ていた70年代~80年代前半のアメリカン・プロレスの匂いがしたからだ。大技を連発せずに基本技で試合を組みたて、フィニッシュは自分で自信を持っている大技1発で決める。反則をする時には必ずレフェリーの目を盗む。利に適った、当たり前のプロレスをしているのだ。だから観ていて納得できる。

 TAKAと円華の試合は素晴らしかった。TAKAのジャスト・フェースロックと円華のクロスフェースが焦点だったが、共に考え抜いたムーブで自分の技に持ち込んでいく。どちらの技も地味なのに、それがスリリングなのだ。そして要所で空中技も飛び出したが、15分を越える戦いの中で相手をロープに振る場面は1回しかなかった。それでいてまったく飽きさせない。それはまさに往年のアメリカン・プロレスである。

「俺の理想のプロレスは、見せ技は使わずに相手を倒すために有効に技を使うプロレス。首なら首、腕なら腕の一点集中のセオリー通りのプロレスを体現できる団体を実現させるためにK-DOJOを創ったんですよ」とTAKAは言った。K-DOJOは昔のプロレスの良さを知るヒントになると思うので、ぜひ一度観てほしいと思う。

 最後に、この日を最後にDJニラが引退した。第1試合の8人タッグに出場し、試合後にリングから客席に向かって深々と頭を下げていたので、珍しいなと思ったが、この5周年を区切りに引退を決意していたのだという。彼はアスリートではなく、パフォーマーとしてのみのプロレスにトライしていた。

「表現者としてやりたいことがあるので、プロレスに区切りをつけます」
 と、さり気なくリングを降りたニラ。お疲れさまでした、と同時に今後の新たな場での活躍に期待したい。

投稿者 maikai : 2007年04月09日 14:07

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