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2007年03月05日
ノアの実験
昨日はノアの日本武道館大会。やっぱり現場取材は気持ちがいい。SWS分裂騒動の時の天龍さん、全日本分裂騒動の時の三沢は「リングにいる時が一番心休まる」というようなことを言っていたが、その気持ちがわかるような気がする。先週はゴング廃刊騒動でバタバタしていたからね。私がこうなのだから、当事者である編集長の木幡クンや清水さんたちはもっと大変だったと思う。
さて、昨日のノアの5大シングルは5つの試合はすべてカラーが違った。ムシキング・テリーVSロッキー・ロメロはジュニアの空中戦、小川VSダグ・ウイリアムスは大技を抜きにしたチェーン・レスリングの攻防、秋山VSヨネは喧嘩腰のファイトで試合時間はノアらしからぬ5分弱。他の試合と差別化を図ろうとする秋山とヨネの感性が見事にマッチしていた。
三沢VS杉浦は、怖い三沢が顔を出し、メインの森嶋とKENTAのROH世界戦は、前回の日本武道館でメインのプレッシャーに圧し潰された森嶋が汚名返上。怪物パワーを爆発させた。ただし、その怪物パワーを引っ張り出したのはKENTA。KENTAのハードヒッティングなファイトは森嶋から余裕、躊躇といった余計な感情を奪い、結果、森嶋のナチュラルな魅力が爆発したといっていい。その意味では昨日のMVPはKENTAだったと思う。
ハッキリ言って、昨日の大会はカード的に大目玉はなかった。だが、こうしたカードでファンを惹きつけられなければノアの未来は見えない。ノアにとって実験であり、冒険だったと思うが、選手がいい結果を出してくれた。ここから、どういう段階につないでいくか。ノアの発展は日本マット界の不沈を握るだけに注視していきたい。
投稿者 maikai : 2007年03月05日 18:08