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2006年08月09日

亀田問題の反響

 仕事が立て込んでいて4日間ほどダイアリーにブランクが空いてしまったが、その間に亀田興毅について書いたことに多くの反響がきたのには少しびっくりしてしまった。

 今も週刊誌やテレビでいろいろな報道がされているが、かねてから、いろいろな想いを持っていたボクシング・ファンや、具志堅用高氏、やくみつる氏が厳しいことを言うのは当然だと思う。私も考えさせられる意見もあった。

 ただ、私が嫌だったのは掌返しで一斉に亀田を袋叩きにしようという感じのいじめに近い報道の匂いである。疑惑の判定、ボクシング界の体質、TBSについての批判は当然するべきだと思うが、それまで亀田ファミリーを持ち上げていたマスコミがいきなり人格的に批判したり、あるいはボクシングとは関係ない芸能人に取材して「あれはいけませんねぇ」などのコメントを掲載して反・亀田を煽るという明らかに“意図を持った報道”が嫌だったし、これは怖いなと思ったのだ。

 亀田興毅がどんな人間なのかは会ったこともないからわからない。ただ、あのキャラで人気が出たのは事実だろう。あの言動や行動はキャラクターであって、テレビカメラのスイッチがオフになれば謙虚な人間であることを望むが…。

 それともうひとつ、ボクシングもそうだが、格闘技はつくづくテレビ主導のイベントになってしまったということは痛感する。先日のヒーローズでの桜庭もそう。前田が「桜庭を殺す気か!」と怒鳴ったというが、あれは桜庭がメッタ打ちにされた段階でストップすべきだった。仕方がない。桜庭の負けでいいではないか。たまたま桜庭が盛り返して勝ち、大事には至らなかったようだから良かったものの、人の命と人生を何だと思っているのか? 亀田興毅も桜庭和志も…テレビ界、興行界の犠牲にされたら可哀相すぎる。

 かつて国際プロレスがTBSになった時に「大TBSの力をもってすれば、5分でスターは作れる!」と、グレート草津をスターにするべくルー・テーズと当てたが、3本勝負の1本目でバックドロップを食って失神。そのまま戦闘不能になって大失敗に終わったことがあった。

 格闘技は生身の人間がやるもの。台本通りにもゲームのようにもいかないのである。そして一番尊重されなければいけないのは闘う人間の生命の安全である。

投稿者 maikai : 19:14 | コメント (7)

2006年08月04日

亀田問題

 亀田興毅問題がスポーツ紙やワイドショーで大きな話題になっている。ボクシングにつきものの疑惑の判定=ホームタウン・デジションというやつだ。私は、ボクシングについてはテレビ観戦程度だし、問題の亀田の試合も『無我』の試合に取材に行っていたから、ダイジェストしか見ていない。従って、エラそうなことを言う気はないが…マスコミの異常なバッシングには不快感を覚える。

 問題なのはボクシング界の体質であって、判定の仕組みや全体的な体質を冷静に論じて批判することは必要だと思うが…感情的に、ヒステリックに亀田本人を叩くのは筋違いではないか。本人はただ、今持てるものを出して試合をしただけ。ボクシング界やテレビ局の思惑によって19歳の新人がビッグ・ビジネスを背負わされただけなのだ。

 実力がないのに世界挑戦は早いだの、品格に欠けるだの…だったら世界挑戦前にしっかりと指摘すればよかったわけだし、品格問題にしても、あの素行不良ぶりが人気の一端だったわけで、それを今さら声高に批判するのは“あとだし”だ。

 今回の一件はプロレス・マスコミも考えさせられるものだったと思う。やはり批判には冷静な分析が必要…面白半分に煽るのはペンの暴力である。何だか、かつての週プロのSWSバッシングを思い出してしまった。

投稿者 maikai : 22:18 | コメント (14)

2006年08月03日

無我

 昨日の無我には蝶野以下、多くの新日本の選手が来場した。ブラック・キャットの追悼セレモニーがあったからである。同じく来場した新日本の坂口相談役は、
「ネコのセレモニーなんだから、それを誰も行くなとは止められないだろうし、止めるべきじゃないからね。選手の気持ちと会社の問題は関係ないよ。それに無我に参加している選手たちは別に新日本に反逆したわけではなく、やむを得ない事情で退社して、独自に活動しているわけだから」
 と言っていたが、本当にその通りだと思う。

 試合の方は藤波がきっちりとコンディションを作り上げ、後藤は無我スタイルを意識しつつも本来のキャラを発揮、竹村は本当に嬉しそうだった。吉江と長井は、この半年間にフリーとして活動してきたエッセンスを取り入れていたし、西村は本当に気合いの入ったファイト。その西村を、左膝を負傷しながらジャーマン2連発でねじ伏せたヒロ斉藤はさすがだった。

 今や、バラエティーに富んだプロレス界にあって、果たして無我スタイルが広くファンの心を掴むかはわからない。ただ、何かを作ろうというエネルギーは見ていて気持ちがよかった。正念場となるのは9月のシリーズ開催である。

投稿者 maikai : 14:09 | コメント (1)

2006年08月01日

WLのヒント

 ちょっと話題が古くなってしまうが、7月30日のCTU2周年興行は面白かった。何が面白かったって、CTUレンジャー対K-DOJOの悪者だ。ハッキリ言ってゆうえんちでやっているヒーロー物のショーと同じノリだが、客席も選手たちも楽しんでいた。K-DOJOの柏大五郎、石坂鉄平もレッスルランドのハッピ軍団の時よりもイキイキして見えたのは錯覚か?

 この試合にはWLのヒントがあったと思う。棚橋、稔…じゃなかった田中をエースにしているところを見ると、WLのターゲットは女性と子供。だったら下ネタに走るより、CTUレンジャーのようなキャラがオープニングで出てきた方がいい。WLの場合、見る方も、試合する方も、何かおどおどしたような空気があるが、このCTUレンジャーの時は、観客も選手も、最初から楽しんでやろうという空気だった。これが大事なのだ。

 ちなみにスクリーンで流されたCTUレンジャーのテーマ曲は、この試合のためだけに作ったオリジナル曲だとか…。CTUレンジャー、また見たいなあ!

投稿者 maikai : 19:20 | コメント (0)