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2006年03月01日

険しき王道…

 昨日は後楽園ホールでキングスロード旗揚げ第2戦。主催者発表で観衆は950人…寂しい入りだった。これが現実である。王道を掲げてはいるものの、所属選手は宮本、相島、高西の3人だけ。どうしても外の人間に頼らざるを得ず、王道というカラーを出すのは難しい。越中と後藤の全日本・砧道場組が22年ぶりにタッグを組んだが、それぞれに自分のカラーを持っていて、それを貫いたがために王道ファイトとは言い難かった。王道を意識してファイトしていたと感じられたのは長井満也、そしてメインの宮本VS大森だけだった。

 若きエースの宮本は辛い立場だ。実績がなく、どうしても若手レスラーのイメージだから、何を言っても、何をやっても説得力に欠けるのだ。だが、試合は良かったと思う。そして大森の男気というものを感じた。大森は試合後にこう言った。
「宮本の覚悟は伝わりました。気持ちは凄く感じるんだけど、それが技に乗っていない。それが乗った時には凄い爆発力になると思うね。それは、ふとしたキッカケじゃないかな。王道…僕には、彼と試合をやってもやんなくても、何であるかはわからないと思います。ただ、彼には頑張ってほしい。伴っている、伴っていないは別として、王道って胸張ってる人間はマット界の中で彼ひとりだけなんだから。言ったら凄いってもんじゃないけど、認める部分はありますよ。今日は宮本の技を受けてたって? スカす気はないですね。僕の育った環境では、胸を横にズラしてよけるっていうのはなかったですから。それを馬場さんに教わりましたから」。

 大森もやはり馬場チルドレンだった。そして、それを追いかける宮本は、これまで接点がなくても大森にとっては弟弟子なんだろう。そのコメントは愛情溢れるものだった。そして大森は「キングスロードをどう思いますか?」という質問にこう答えた。
「それは皆さんが思っている通りだと思いますよ。僕は最後、王道って胸張っている宮本が出てきて締めればそれでいいと思う。所属選手が少ない中での今の状況の揚げ足を取る気は、僕はないです。どうにかなることなら、揚げ足取って言いますけど、どうしようもないこともある。そのどうしようもないことの揚げ足を取るというのは、僕はできないです」。

 大森はキングスロードの抱える問題を衝きつつも、思いやりのある言葉に終始した。これが大森隆男の人間性なのだ。

 ハッキリ言ってキングスロードの今後は厳しい。しかし王道を掲げた以上は後戻りできない。そして関係者は注目している。ケロちゃん、新日本の草間前社長の顔も客席にあった。次回は4月9日の後楽園…ここが踏ん張りどころだ。

投稿者 maikai : 2006年03月01日 12:14

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