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2005年09月15日

今日は独立記念日

 ちょうど1年前の9月15日、私は日本スポーツ出版社を退社した。アルバイト時代から含めて24年6ヵ月在籍した会社を辞めたのだ。当時、私は精神的に限界にきていた。仕事を続ける気力がなくなっていたし、人間関係のしがらみにもうんざりしていた。

 そうそう、紙の爆弾という本に日本スポーツ出版社の記事が載っていたことがあったが、あそこに書かれているのは事実ではない。一部、当たっているところもあったが、何も核心を衝いていない記事だった。一体、誰をどう取材したら、ああいう記事になるのだろうか? もし取材を受けた人間がいたとしたら、それは会社の事情をまったく知らない人間である。そう言い切れるのは、当時の私は経営者と現場の間に立つ執行役員という立場で、もっとも事情を知る人間だからだ。

 そんなことはどうでもいい。当時の私はそれまでのすべてを断ち切ってゼロ…白紙の状態にリセットしなければ、その先の人生を前に進めない状況だった。新たに社長に就任した前田大作氏から、
「いろいろ大変だったでしょうから、1~2ヵ月、休職して、気分をリフレッシュして戻ってきたらどうですか?」
 という有り難い言葉も頂いたが、それに甘えるわけにはいかなかった。

 正直な話、1年前に退社する時にはプロレス業界に残るかどうかも決めていなかった。そんな中で現在ビッグマウスの代表である上井さんは、
「小佐野さん、この業界で生きなきゃ駄目ですよ!」
 と、励ましてくれた。馬場元子さんも心配して電話をくれ、
「あなたのキャリアをプロレス界に活かさなきゃ。でも、焦らないで、ゆっくり休んでからね」
 と、労ってくれた。天龍さんは退社の日に「お疲れ様でした」とメールをくれた。

 そうした人たちがいてくれたから、1年経った今、プロレス業界で仕事をしているのかもしれない。今は退社した会社が重要な取引先になった。仕事のオファーもあれば、こちらからの売り込みも、ギャラの交渉もある。明日も今後の打ち合わせのために日本スポーツ出版社に行く。人生って不思議なものだ。

 組織から個へ…9月15日は私の独立記念日である。

投稿者 maikai : 2005年09月15日 14:09

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